【ウィンチェスター社はオリバー・ウィンチェスターにより創業され、もともとは開拓民の洋服などを販売していた企業であるが、1857年に武器製造工場を買収しライフル銃などの武器製造を始め、後にジョン・ブローニングが開発したレバーアクション機能を有するライフル銃「レバーアクションライフル」の製造権を買い取り、アメリカ全土に販売した。 レバーアクションとは銃の機関部下側に突き出したレバーを下に引き、それをまた戻すことで薬室から空薬莢を排除すると同時に次弾を装填するという仕組みである。この機構はもともと南北戦争で使用されていた単発式ライフル銃をジョン・ブローニングが改良したものであり、それまで1発発射するたびに弾込めが必要であったライフル銃を10発以上連射できるようにした。ウィンチェスター社はこの画期的なライフルの製造権を取得すると、オリバーの息子であるウィリアムにより全米で販売されるようになった。】(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
それまでのライフルは、ようやく後装式になったものの弾を1発ずつ装填しなければなりませんでした。しかしこの銃は、わずか1発1秒以内で次々と10発以上(M1873で14発)を連続発射できる画期的な銃でした。
名作「荒野の七人」でスティーブ・マックインが使っていた銃だといえば思いだす人もいるでしょう。ではなんでこのウィンチェスターライフルが、軍用としてその後普及しなかったかというと、ズバリ使いにくいんですね。
機構が複雑で、過酷な状況で使用しなければならない軍隊では嫌われたんです。それよりは、より構造が単純になったボルトアクション式(コンバットでドイツ軍が使ってましたね!)が普及しました。
2枚目の写真は、コンバットでもおなじみ名銃モーゼルKar98k。現在はドイツのStG44から発展した連発もできるアサルトライフルが主流ですので、どちらも骨董品扱いです。しかし、マニアの間では今でも人気が高く、私も是非欲しい銃(といってもエアガンですが…)です。