鳳山雑記帳はてなブログ

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G7広島サミットは大成功だった

 私は是々非々と立場ですから岸田政権の良いところは褒め悪いところは批判します。これは安倍政権の時から変わりません。岸田総理のLGBTごり押しや防衛増税には反対(ただし防衛費増額は大賛成)してきたのはそのためです。岸田総理は外交安全保障に面ではまあまあ頑張っていると思います。

 それは日本を取り巻く安全保障環境が厳しくなっており、ウクライナ戦争でロシア、台湾有事でシナという専制独裁国家と対峙しなければならないからです。かつての民主党政権のような売国反日政権ならともかく、少なくとも日本国民の命を預かる政府なら当然の対応なのでしょう。

 今回のG7広島サミットでも、いつもの岸田さんの綺麗事平和主義で国際的評価を地に落とすかと思いきや、ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃訪日、サミット参加で劇的に変わりました。G7各国はゼレンスキー大統領に具体的約束をせざるを得ず、ついにF-16戦闘機の供与が事実上決定しました。これは大きいですよ。これまでもHARMやストームシャドウなど欧米のミサイルは供与されていましたが、西側アビオニクスに改修したMiG-29ではなかなか運用が難しいという話もありました。

 F-16ならそれら西側ミサイルがフルスペックで使えます。未確認情報ながらオランダが供与する予定のF-16はBlock 50/52相当にアップデートされて渡されるとも言われ、すでにウクライナ国境上空に展開していると言われるNATOAWACS早期警戒管制機)とのデータリンクも可能とされます。このあたり素人なのでどこまで本当なのか判断しかねますが。

 ということで、もしF-16が実戦参加すればAWACSの管制のもとワンサイドゲームでロシア戦闘機を駆逐できるかもしれません。その前に、来るべき反転攻勢時の近接航空支援が一番望まれる任務でしょう。各種対地対艦ミサイル、JDAMなどの誘導爆弾がウクライナ上空で猛威を振るうでしょう。ロシアが発狂するのも分かる。

 広島サミットで、ロシアの侵略に苦しむウクライナをG7各国が最後まで支援するという点で一致しましたが、同時にシナに対しても力による現状変更、ウクライナチベットでの深刻な人権侵害に懸念を示しました。もしシナが台湾侵攻を始めた時も、ロシアに対するのと同様の措置が取られることがはっきりしたんですから、シナもまた発狂しました。

 早速シナは垂大使を呼びつけて猛抗議したそうですが、垂大使は毅然とした態度で反論したそうです。これも良かった。これまでのヘタレ大使(丹羽が代表)ならできなかったかもしれません。G7はこれからの国際社会の色分けを鮮明にしましたね。西側が結束してならず者国家と対峙するという構造ができたわけですから、21世紀のヤルタ会談という声も間違いではありません。

 シナとロシアにとっては気が気ではない。これで孤立した両国が結びつきを強化するのは容易に想像できますが、ウクライナ戦争でまずロシアをぼろぼろにし無力化すればシナ単独で全世界と対峙しなければなりません。そのために我々日本もウクライナを全面支援する必要があります。ウクライナ戦争は日本の国防と密接につながっているのです。

 皆さんは広島サミットの成果、どのように評価しますか?