ロシア “人々がパニックに” 招集令状のオンライン通知可能に
今まで一般のロシア人にとってウクライナ戦争はどこか他人事でした。もちろんネット環境があり国際情勢を冷静に判断できる目端の利く人はすでに国外脱出しています。しかし、大多数のロシア人はイワンの馬鹿でした。民話のイワンは純朴愚直な男で最後は幸運をつかみますが、現実のイワンには厳しい未来しか待っていません。
戦争が続く限り国際社会の経済制裁は止まりませんし、戦場に駆り出された兵士は西側の兵器によって殺され続けます。ですがこの戦争はプーチン大統領が決断しない限り永遠に終わりません。ただ、ここまで拡大し国民に多大の犠牲を出した戦争を途中で止めればプーチンの政治生命は断たれます。下手したら殺されかねません。ですからいったん始めた以上プーチンは絶対に止めることが出来ません。
ウクライナにとっては、ロシア軍を全員国境の外まで叩き出してもこれだけでは終わりません。プーチンに戦争の意思がある限り態勢を整え再び侵略をしてきます。専守防衛がいかに現代戦においては愚策か、この事実を見ても分るでしょう。幸いなことに、ウクライナは平和ボケの日本と違ってドローンや特殊部隊を使ってロシア国内の軍事施設にも攻撃しています。その分日本よりはいくらかましですが。
プーチンが戦争を止める気がないなら、ロシア国内でプーチン政権を倒しまともな政権を誕生させるしかありません。ところが現状、プーチンの後継者と目されている連中は、プーチン以上のタカ派でプーチンよりはるかに無能、絶望しかありません。ですから私の希望は、ロシア各地で革命が起こって四分五裂に分裂し対外戦争どころでなくなることです。ロシア国民にとっては不幸ですが、プーチンを大統領に選んだ責任はロシア国民自身にあります。自業自得です。
今回の召集令状オンライン化は、他人事だったロシア国民に当事者意識を受け付けるには最適だと思うんです。あくまで希望的観測ですが、自分たちの命がかかっているとなればさすがにイワンの馬鹿も目が覚めるでしょう。特にサンクトペテルブルクやモスクワなどの大都市。ここで暴動が起こってくれれば幸いです。ロシア国民に厭戦気分を植え付けプーチンの戦争に反対の声が湧きおこれば、ウクライナへの侵略戦争も終わりそうな気がします。
現実は厳しいでしょうからそこまで上手くはいかないと思いますが、西側諸国はロシア国民の不満が爆発するような情報工作を仕掛けるべきでしょう。皆さんはロシア政府が召集令状をオンライン化したというニュース、どのような感想を持たれましたか?