鳳山雑記帳はてなブログ

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日本の国防はやっとまともになって行くという事か

安倍晋三首相、新防衛大綱は「従来の延長上でない」 敵基地攻撃視野に検討



 日本人は軍事に無知で平和ボケしたのが多いから理解できないでしょうけど、ミサイル全盛時代に専守防衛というお題目が通用しなくなったという現実を知っている国民は少ないと思います。

 専守防衛は、戦後すぐで敵にまともな着上陸能力がなかった時代が前提の話。現代では支那はもとより、北朝鮮、韓国ですらミサイルで日本に先制攻撃できる能力を持っています。敵のミサイルを100%迎撃することは不可能で、国民の犠牲があって初めて防衛する。しかも追い払うだけで、敵本土には何の打撃も与えられない専守防衛がいかに無意味か常識ある人なら分かるでしょう。

 ところが、恐ろしいことに日本では政治家ですら理解してない者が多い。専守防衛を唱えるということは国民の犠牲を前提にした暴論なんですよ。日本には本土決戦しか許されないことになる。こんな馬鹿な話はない。

 支那尖閣侵略、北朝鮮危機が起こって初めて政治家や国民の中に現実に目覚めた者が出てきたのは不幸中の幸いです。もちろんこのブログを見てくださっている目覚めた方はとうにこの問題はご存じで憂いておられたと思いますが…。

 敵基地攻撃能力、敵基地反撃能力、言葉はどうでもよいが要は敵に対し報復能力をようやく日本が持ちつつあるという事。数の上でも予算の上でもとても足らないが、長距離空対地ミサイル、巡航ミサイル保有を検討し始めたのは遅きに失したとはいえ、まともになりつつあるのでしょう。

 こちらからの先制攻撃は難しい。しかしもし敵が攻撃してきたらこちらは敵の攻撃拠点、通信網、指揮中枢を叩く能力を持っていると相手が知ったら攻撃を躊躇するでしょう。これが抑止力。世界の軍隊は当然持っているか持ちたいと思っていますが、これまで日本だけが頑なに現実を拒否し空想的なお題目でごまかしてきただけなんです。

 半島有事にはおそらく間に合わないと思いますが、今後世界史の必然だと言われる米支戦争にはぎりぎり間に合いそう。そして半島有事で日本人に犠牲が出て厳しい現実に目覚める国民が増えてくれれば、犠牲者も浮かばれることでしょう。本来なら、そうなる前に国民が目覚めて憲法改正もさっさとやるべきでしたがね。

 皆さんはいかが思われますか?