鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

グレイシー柔術、恐るべし!

 本日深夜、新日本プロレス中継を久しぶりに見ました。メインイベントは桜庭和志永田裕志VSホーレス・グレイシーダニエル・グレイシーとの異種格闘技戦。格闘技は大好物なので久しぶりにワクワクしました♪
 
 それにしても、柔道着着用ルールでは日本側が不利ですね。チョークスリーパー、柔道着を使っての絞め技ありというのはさすがの桜庭でも不利でした。まあ永田の白目が見れたから満足かな(笑)。
 
 試合結果は、桜庭とホーレスのグランドでの攻防から最後はホーレスの道着を使ったチョーク締め(何という技か複雑すぎて不明)で桜庭からギブアップを奪ったんですが、それにしても二人の頭脳的な戦いは見事でした。桜庭がグランドポジションから三角締めを狙うとホーレスがそれを察して離れる、目まぐるしく変わるマウントポジション、技の掛け合い。久しぶりに良いものを見させてくれました。
 
 我々の世代だと、グレイシー一族の三男、総合格闘技11戦無敗という伝説のヒクソン・グレーシーをリアルタイムで見ていたのであれには脳内筋肉の格闘家はとても勝てないと思いました。桜庭はそのグレイシー一族と互角の戦いをした男。ヒクソンとの対戦こそなかったものの弟ホイスを始めとしてグレイシー一族との戦いで4勝するなど日本では一番強いグレーシーハンターであったはず。それでも今回は勝てなかったんですね。
 
 まあ柔道着がない試合でも、かってアントニオ猪木がロシアのショータ・チョチョシビリミュンヘン五輪・柔道無差別級の金メダリスト)との異種格闘戦で裏投げの連発をくらって失神KOされた事がありますから安心はできません。講道館柔道のようなスポーツでない、武術格闘技としての柔術の恐ろしさを感じた試合でした。裏投げは受け身が取りにくい投げ技で、マットの上だから良かったもののコンクリかアスファルトの上だったら脳挫傷で即死するレベルですからね。
 
 グレイシー柔術というのは、前田光世コンデ・コマ)がブラジルに伝えた柔術です。まだスポーツ化する前の武道としての柔術なので、バーリトゥード(何でもありという意味。異種格闘技戦)にもってこいだったのでしょう。グレイシー柔術の極意は関節技。これはてこの原理なので非力な者でも強者を倒せる力を持っています。そして一度決まると手や足が折れない限り抜け出せない危険なものです。試合ではその前にギブアップします。
 
 総合格闘技、いろんなものが出ていますがその中でもグレイシー柔術は最強に近いものだと思います。日本の喧嘩芸骨法と対戦してほしいですね。浴びせ蹴りがどこまでグレイシー柔術に通用するか見てみたいです。まあ骨法は北斗の拳流に言えば敵の虚をつく虚拳というイメージ(あくまで私の中ではですからね。関係者の方怒らないでね 願)ですが、意外と通用しそうな気もします。
 
 私はあまりテレビを見ないので、もしかしたらPRIDEとかで対戦してるかもしれませんが…。久しぶりに骨法の本を探してみるかな?昔熱中してたもんですから本棚のどこかに眠っているはず(爆)。