オーロラって、太陽風と呼ばれる電磁波が地球磁場にぶつかって発生したプラズマが降下してくる現象だって何となくは分かっていましたが、地球環境とこれほど関係あるとは思いませんでした。
最近話題の太陽でフレア爆発と呼ばれる現象(可能性はかなり高いし、時間の問題)が起こるといつも以上の太陽風が地球に襲いかかり巨大オーロラを発生させるそうです。
オーロラというのはプラズマ【気体を構成する分子が部分的に、または完全に電離し、陽イオンと電子に別れて自由に運動している状態】(ウィキペディアより)ですから、もし巨大なオーロラが発生すると地球各地で大停電を起こす可能性が高いそうです。
その被害はアメリカだけで160兆円になるという試算もあり、復旧するには何年もかかるそうです。それだけでも現代文明には大打撃ですが、フレア爆発のあと太陽活動は数10年弱まり地球も寒冷化するとか。
17世紀にもそれが起こりロンドンのテムズ川が凍結したり、南仏で凍死者がでたりフィンランドでは大飢饉になって人口の3割が餓死したとか。何ともすさまじいです。地球の歴史をちゃんと調べると太陽活動と気候と、それにもしかしたら戦争まで何らかの因果関係が見つかるかもしれませんね。
太陽活動が弱まるから寒冷化するのかと単純に考えていたら、NHKスペシャルによるとちょっと違うみたいですね。
太陽は強力な磁場を持っていて太陽系を有害な宇宙線から守っているそうですが、太陽活動が弱まる事でそのバリアが弱まり宇宙放射線が地球に降り注ぎやすくなるのだそうです。この宇宙線が地球の大気圏内で水蒸気と反応し大量の雲が発生する。それが太陽光線を遮るので寒冷化するとか。
こうして考えると太陽は怖ろしくもあり恵みをもたらす母なる存在でもあるんですね。
それよりも近々発生するといわれるフレア爆発、巨大オーロラ。反原発とか寝言を言ってる場合ではないですよ。地球規模の大災害に備えなければなりません。2012年地球滅亡のマヤの予言ってもしかしてこれの事?
なかなか考えさせられる番組でした。