鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

TPP参加絶対反対!!!

 最近ニュースでよく見かけるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定 Trans-Pacific Partnership)。時事問題や経済問題に関心のある方はご存じだと思いますが、池上某の馬鹿教育番組を見て分かったつもりになっているおめでたい人もいるので(かなり多いので)、簡単に紹介すると…
 
【元々2006年5月シンガポールブルネイチリニュージーランドの4カ国加盟で発効した経済連携協定。これらの国々が太平洋を囲む関係であった事からこの名が付けられ、環太平洋間での経済協定として始まった。加盟国間の経済制度、即ち、サービス、人の移動、基準認証などに於ける整合性を図り、貿易関税については例外品目を認めない形の関税撤廃をめざしている[1]環太平洋経済協定環太平洋連携協定環太平洋パートナーシップ協定とも呼ばれる。】(ウィキペディアより)
 
 
 一見、素晴らしい事のように思えますしこれに参加しなかったら世界の孤児になる、平成の開国だ!などと言う論調が多いと思います。一方、関税を撤廃したらただでさえ脆弱な日本の農業が壊滅的打撃を受けて食料自給率の問題から甚だ危険だという危惧の声も聞こえます。
 
 
 そして、TPP推進論者の中にはネックは農業問題だけだからこれを手厚くケアしたらTPPに参加できるなどと宣っています。
 
 
 が、ほんとうにそうなのでしょうか?いろいろ調べてみると問題の本質はそこではなくもっと根本的な意味で日本が壊滅的状況に追い込まれるのではないかと心配しています。
 
 
 私の拙い主張を言っても何なんで、まずこの動画を見てください。いろんなブログで紹介されているのでご存知の方も多いとは思いますが
 
 
 中野剛志さんはチャンネル桜の討論にも出演しておられますが、正論だと思いますね。チャンネル桜の討論では中野氏と三橋貴明氏の主張が一番説得力がありました。
 
 
 TPPの問題点は
 
①参加国のうち日米だけでGDPの9割を占め実質日米だけが対象。
 
②経済構造の違いから日本以外(つまり米国主導)でルールを決められるためかなり不利。
 
③日本は輸出拡大できず(理由は動画を見てね♪)、外国の安い農産物が入ってきて日本の農業は壊滅。
 
④外国の安い製品の流入によりデフレがさらに悪化。
 
アメリカはドル安誘導(日本には円高誘導)で貿易黒字拡大。
 
⑥日本は輸出拡大できないし利益も確保できないため大企業は海外に生産拠点を移しますます失業者が増大。
 
 
など、数え上げたらきりがありません。なのになぜ日本の財界や民主党が推進しようとしてるかというと、要するに騙されているんですね。馬鹿だからいいように利用されているだけなんです。
 
 リスクを言わず隠しながら、利益だけを示されてるのにまんまと食いついた詐欺事件の被害者のようです。まともな戦略眼を持っている人間なら裏に隠されている危険に気付くはずなんですが、あれほどひどい目にあっても中国依存を改めない無能な連中(財界も政界も)ですからね…(苦笑)。
 
 
 そんなに自由貿易したいならFTA自由貿易協定)を結べばいいだけ。韓国は自国にとって利益がなく危険すぎるという事でTPPに参加しませんでしたね。韓国のほうがよっぽど戦略眼ありますよ。経済人も官僚も政治家も日本はレベルが低すぎます。
 
 
 こんな連中に任せておいて日本は大丈夫なのか?政界も官界も政界も一人でも多くのまともな(あえて有能とは言いません)人材が出てくれる事を心の底から祈ります。そうしないと本当に日本は沈没しますよ。
 
 
 三橋貴明氏が主張するように、デフレが大問題になっている時にさらにそれを助長するTPP参加は常軌を逸していると思います。まあ、ミンスは馬鹿だからそこまで深く考えていないだろうし、もしかしたら理解さえしていない可能性が…(苦笑)。