映画「007」最新作、敵役はサブプライム問題を反映か
4月6日14時48分配信 ロイター
4月5日、人気スパイ映画「007」シリーズ、主役ジェームズ・ボンドの敵役は以前に比べ外見からは分かりにくなってきている。写真は最新作「Quantum of Solace(原題)」で敵役を演じるマチュー・アマルリック、昨年5月撮影(2008年 ロイター/Jean-Paul Pelissier)
[セロ・パラナル(チリ) 5日 ロイター] 人気スパイ映画「007」シリーズで、主役ジェームズ・ボンドの敵役が典型的なこわもてだったのは、遠い昔のことになってしまったのかもしれない。最新作「Quantum of Solace(原題)」では、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題が騒がれる時代を反映したせいか、以前の作品に比べて悪者が分かりにくくなっているという。
敵役のドミニク・グリーンを演じるフランス人俳優マチュー・アマルリックは「今は誰が悪者なのかを知るのが本当に難しい」とコメント。撮影現場でロイターの取材に対し「(悪者は)銀行にいるかもしれないし、保険会社にいるかもしれない。研究者かもしれないし、サブプライム危機に潜んでいるのかもしれない」と語った。 007シリーズでは、ボンドの敵役は主役と同程度に重要な意味を持っており、さらには核戦争や食糧問題など、その時々の時代背景を映し出すことも少なくない。
アマルリックが今回演じるドミニク・グリーンは、謎の組織を通じてボリビアの独裁政治復活をもくろむ人物。映画では、地球温暖化や世界的な水不足といった問題も描かれる。
これまで同シリーズの悪役は、分かりやすい外見上の特徴を持っていることが多かった。ただ、アマルリックは今回の作品では、外見からは分かりにくい悪の「匿名性」についてよく考えていたと語っている。
- Yahoo!ニュースより転載 -
007フリークの鳳山としては言わせてもらいますよ。ドクターノー以来007シリーズを見続けている私(ただしカジノロワイヤルだけは見てません。カジノロワイヤルはデビット・ニーブンだろ!本編がパクルなよ!怒)ですが、007シリーズの魅力は、なんといっても悪役です。
極めつけは、初期の敵役である悪の秘密結社スペクターの総帥(名前は忘れましたが・爆)のマックス・フォン・シドーですよ。あのシャム猫を膝に抱きながら不適に笑う、余裕綽々の態度が素敵でした。
あと、ムーアボンドの「私を愛したスパイ」に出てきたクルト・ユルゲンス。同じくムーアボンドから「オクトパシー」のアフガン貴族カマル・カーン役のルイ・ジュールダンも良かった。
今度の悪役の人、なんかインパクトがないんですよね。それに世界征服じゃなくてボリビアの独裁政権復活?なんとスケールの小さい悪事でしょうか?せっかくイギリス映画なんだから、チベットを弾圧する悪の独裁国家の陰謀を暴く話のほうが良かったんでは?
だってダイアナザデイでは某北朝鮮を悪にしたじゃない?それができるんだったら、こっちもできるでしょ?
とにかく、世界中にいる007フリークを満足させる映画を作ってもらわないと納得できませんよ。今回のジェームズ・ボンドもあの悪役顔のひと?ダメダメ!ピアーズ・ブロズナンの復活を切に希望しますよ!!!