鳳山雑記帳はてなブログ

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米朝開戦フラグか?

トランプ米大統領、北朝鮮に1年以内の核廃棄求める方針


 もしトランプ大統領金正恩に期限付きの核廃棄を求めれば戦争の可能性がぐっと高まりますね。

 北朝鮮が画策していた、実行する気のない段階的核廃棄で体制保障と制裁解除を勝ち取り、あとは知らんぷりで開発を進め核保有をなし崩しに認めさせるという戦法は通用しなくなります。アメリカ側も北の思惑はもとより承知で期限をつけるのでしょう。

 アメリカにとっては、北朝鮮がこの条件を呑んでも良し決裂しても良し。どちらに転んでも損をするのは北朝鮮だけ。とばっちりで韓国も終わるけど、こちらは自業自得ですからね。

 金正恩はますます苦しくなりましたな。アメリカを騙すつもりで期限付き核廃棄を認めても、アメリカはリビア方式で厳しい核査察を要求するでしょう。期限を過ぎて実行できなかったらアメリカは北朝鮮攻撃の大義名分を得ます。決裂してもその大義名分が早く得られるだけ。

 金正恩米朝首脳会談でいったいどのように返事するのか楽しみでなりません。期限には半年説と1年説があるようですが、私は半年で十分だと思います。まあ北朝鮮は絶対に核放棄しないでしょうから決裂、戦争突入というのが一番現実的ではありますが…。

 北朝鮮にとって一番望ましい展開は、米朝首脳会談前にシリアで戦争が勃発し北朝鮮問題が有耶無耶になる事。ロシアの出方も読めませんから、下手したらシリアで第3次世界大戦が始まる可能性もゼロではない。ただ限定空爆だけで終われば問題なし。逆に金正恩への恫喝にもなる。その意味では、この一か月ちょっとの世界の動きは注目しなければなりません。