【競馬】ジャパンC(東京・G1) 三冠牝馬が衝撃レコードで最強襲名!好位追走アーモンドアイ(ルメール)鮮やか抜け出し2分20秒6圧勝!
ざっと登録馬を眺め三冠牝馬のアーモンドアイは間違いなく勝ち負けだと思いましたが、念には念を入れ桜花賞、オークス(優駿牝馬)、秋華賞のレース動画を確認。桜花賞楽勝、オークスは若干最後の直線でもたつきはあったが危なげなく伸びて完勝、圧巻は秋華賞で八分のできで万全ではないにもかかわらず、後方から一頭だけ次元の違う脚で差し切ったあたり、能力の非凡さを改めて感じました。アーモンドアイを疑問視する声として、今年の三歳牝馬はレベルが低いとか、一度も厳しい流れの競馬を経験していないので例年厳しい流れになるジャパンカップは厳しいとか、スローの切れ脚勝負なら有利だが今回はキセキが作る厳しい流れでロングスパート勝負になるのでアーモンドアイに不利だとか様々なものがありました。
ただ私は、今年の面子は例年になくレベルが低いのでアーモンドアイ有利は揺るがないと考えていました。特に二番人気のスワーヴリチャード。去年のダービーは私の軸で好きな馬ではあるんですが、前走天皇賞秋は出遅れとマカヒキとの接触で10着大敗。おそらく接触しなくても連には絡まなかったと思います。スワーヴは強い馬だとは思いますが、末脚の持続力が短くアーモンドアイには太刀打ちできないだろうというのが感想。
三番人気のサトノダイヤモンドも、3歳時の有馬でキタサンブラックを破るほどの強豪でしたが、近年調子を落とし連敗続き。前走京都大賞典で久々に勝利するも、私はこのレースのレベルに疑問視を持っており全盛期の力はないと判断。スワーヴとサトノダイヤモンドは切りました。
ただ、もっとピークが過ぎた感のあるシュヴァルグラン、大魔神佐々木の馬で嫌いなんですが買わないと来るのでどうしても切れなかった…。あと、一発を警戒してサトノクラウン、ミッキースワロー、サウンズオブアースまで紐で買ったため、当たりはしましたがほとんど儲け無し。最初に決めていたキセキとアーモンドアイの一点買いで良かったのにと後悔しましたよ。
それはともかく、土曜日のネット競馬番組でアンカツ(安藤勝己 元有名ジョッキー)がアーモンドアイの能力を聞かれ「(自分が主戦だった)ダイワスカーレットよりも上」と答えていたのは衝撃でした。ダイワスカーレットも好きな馬で、全連対、引退レースの有馬でも牡馬相手に圧勝したくらいの強い馬でしたので、私は「アンカツさん、リップサービスしたな」と思ったくらいでした。
ところが蓋を開けてみると、キセキが作る厳しい流れを二番手追走したアーモンドアイは最後の直線、簡単にキセキに並び差し切ります。しかも世界レコード!!!あの流れで先行し、終わり3ハロン34秒1の末脚を叩き出すんですから驚きました。全盛期のシンボリルドルフを彷彿させる横綱相撲。これを後ろの馬が交わすには33秒台前半で上がってこないといけない。無理でしょう。
アーモンドアイは差し、追い込み馬と思っていましたが、先行でも強い競馬できるんですから脚質自在ですよね。今のところ弱点が見あたりません。
アーモンドアイ、強いとは思っていましたがまさかここまでとは…。アンカツさんの評価は正しかったわけです。年度代表馬はほぼ決まりでしょうが、来年はぜひ凱旋門賞に挑戦して欲しいですね。ただ今回の激走で故障してないといいが。これだけが唯一心配です。無事これ名馬ですよ。