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大日本帝国歩兵連隊歩兵砲速射砲装備定数

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 どんどんマニアックになっているので、軍事や戦史に興味のない方はスルーお願いします。

 しばらく大日本帝国陸軍の砲兵話が続いていますが、今回は歩兵連隊に属する火砲の装備定数です。歩兵砲というのは歩兵に随伴し直接火力支援を提供する火砲で、軽量でそこそこの威力、何よりも歩兵に扱える簡単なものでなければなりません。通常は一頭か二頭の馬で牽引しますが、緊急時には分解し人力で運ぶことができました。日本陸軍では、九二式歩兵砲という口径70㎜の直射も曲射もできる優秀歩兵砲がありました。米軍ではパックハウザー75㎜空挺砲がこれにあたります。

 一方、速射砲というのは毎分10発から40発くらい撃てる中口径(37㎜から75㎜くらい)の火砲を指しますが、ほぼ対戦車砲と同義で、日本陸軍には九四式三十七粍速射砲、一式機動四十七粍速射砲がありました。ドイツ軍のPak40 75㎜対戦車砲と比べれば威力は劣りますが、一式機動四十七粍速射砲などは沖縄戦において巧みに偽装された対戦車陣地から米軍のM4シャーマン戦車をゼロ距離射撃し数多く破壊しています。

 上の表を見てみると自動車編制の甲編制三歩兵連隊が一番優勢な砲兵火力を持っていますね。自動車化師団(近衛第2師団、第5師団、第23師団【ノモンハン後】など)がいかに優れた編制だったか分かります。これらの師団は砲兵連隊の野砲でも自動車牽引の機動九〇式75㎜野砲を装備していますから、輓馬編制や駄馬編制の師団からすれば羨ましい限りでした。