鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

アサシンクリードオリジンズ

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 アサシンクリードと言えばアメリUBIソフトの看板シリーズ。実は私が最初に遊んだアサクリシリーズはナンバリングタイトル4作目のブラックフラッグでした。古代から続く暗殺者教団アサシンとテンプル騎士団の争いを描く同シリーズですがブラックフラッグは舞台が18世紀のカリブ海。海賊全盛の時代と地域だけに暗殺要素だけでなく海賊要素も加わってとても面白いゲームだった記憶があります。

 ブラックフラッグがあまりにも名作だったため、過去シリーズはどうだろうかと興味を覚えPS3でⅠ、Ⅱ、Ⅲを纏め買いしたんです。ところがすでにⅠでギブアップ。動作はもっさりだし、ステルス任務ばかりで全く面白くない。要するにアサシン要素ではなく海賊要素が面白かっただけなんですね。以後懲りてアサクリシリーズには手を出しませんでした。

 最新作のオリジンズは、紀元前1世紀中頃のエジプトが舞台、アサシン教団の誕生を描くと聞いてダメもとで買ってしまいました。これが予想に反して面白い!操作性もだいぶ改善されてるし、過去作(ブラックフラッグ以外)は敵に囲まれるとアウトだったのに、今回は主人公本人がとてつもなく強いので4~5人くらいなら楽勝で倒せます。もちろんステルスでミッションクリアするのが本筋ですが、私はへたくそなんですぐ見つかって乱戦になってしまうんです(苦笑)。逆に開き直って見つかること前提でローマの軍営に馬で突っ込み斬りまくったほうが早くレベルアップできますよ(爆)。HPが減ってきたら馬で高速離脱、回復して再び突っ込む。大盾持ちで硬いローマ軍団兵も馬上から刀で斬り付けたら楽勝です♪この戦法だと敵兵30人くらいいても平気ですよ。どうしてもステルスが見つかるという人にはお勧めの戦法です。馬を倒されてもローマ軍営なんで軍馬は豊富にいますしね。敵の馬パクリまくり戦法ですよwww
 
 武器のハクスラ要素もあるので長く遊べます。紀元前1世紀中頃エジプトと聞いて歴史通の方はピンと来たと思いますが、ポンペイウスカエサルクレオパトラももちろん出ますし、ストーリー上重要な役割を果たします。実は私、最初は古代エジプトとだけ聞いていたのでエジプト中王国と新王国の間(第2中間期)、異民族ヒクソスの侵入と新王国の統一、その後に続くモーセ出エジプトを描く壮大な歴史スペクタクルになるだろうと非常に期待してたんですが、よく考えると教養の低いアメリカ人(失礼!)が遊ぶんだから、ちょっとテーマが難しすぎたのかもしれません。エジプトと言ったら知らぬ者のないクレオパトラの時代を描いた方が一般受けするだろうというメーカーの考え方なんでしょう。それはそれで納得です。








 ここから先はネタバレ注意!ゲームを遊ぶ予定の人は絶対に読まないでください。

 ゲームは、クレオパトラ7世とその弟で共同統治者のプトレマイオス13世の対立を軸に、劣勢のクレオパトラ陣営に味方した主人公バエクとその妻アヤの戦いを描きます。

 クレオパトラ共和制ローマ最大の実力者ポンペイウスの後ろ盾を得てプトレマイオスを倒す計画を練りますが、肝心のポンペイウスカエサルとの内戦に敗れエジプトに亡命するという不運に見舞われ、今度はポンペイウスを追ってエジプトに乗り込んだカエサルに接近して弟一派を倒すという史実通りの流れが描かれます。

 エジプトを託すに足る理想の女王になると期待していたバエクらは、権力亡者で私利私欲で動くだけのクレオパトラに裏切られ追われる身になります。その中で、クレオパトラ側近でバエクらとも協力し合っていたアポロドロスが殺されました。数々のこの時代を描いたドラマ、映画、小説が多い中アポロドロスが善人だったというのは斬新です。普通は佞臣に描かれます。

 結局カエサルそのものが、アサクリシリーズを通しての宿敵テンプル騎士団の前身である秘密結社の一員だったことが分かりました。愛する息子の敵であるローマ軍幹部を倒し復讐は終わったというバエクと、カエサルそのものを倒さない限り悲劇は終わらないと主張する妻アヤは対立し袂を分かつことになります。

 単身ローマに乗り込んだアヤは、カエサルの独裁に不満を持つ共和主義者のブルータスらと結びカエサル暗殺を実行する事となりました。このあたり、ゲームの流れとしてとても面白い展開なんですが、そもそも主人公はバエクのはず。終盤バエクは置いてきぼりになり、アヤ中心で物語が進みますが、せっかく鍛えたバエクの装備が使えずデフォルトのアヤの装備だけでカエサル親衛隊長とのラストバトルは参った!何とか倒せたものの、こういう苦労をしないためにレベル35が適正レベルのところレベル39まで上げたのに私の苦労は何だったのか!(嘆)

 一応レベル相応にアヤも能力底上げされているとは思いますがね。あとローマにたどり着くまでのローマ艦隊との三連戦、これ難しいですわ。特に三戦目!何度ゲームオーバーになったことか!コツはカタパルトで大型船二隻を先に片付け、そのあと小型の火船を倒すこと。こっちは密集してるので固まってるところをカタパルトで一気に倒せました。

 自軍の軍船のHPを見ながら、衝角で突っ込んだ方がいいのか離れてカタパルトの方がいいのかケーズバイケースです。敵船の向きなどかなり運の要素が大きいですね。



 ともかくアクション苦手な私でもクリアできるくらいユーザーフレンドリーなゲームです。癖のあるゲームが多いUBIも最近は少し反省したのかも?歴史ファンの皆さんにこそ遊んでほしいゲームです!