享保年間(1716年~1736年)、遠江国(静岡県西部)周智郡石切村は洪水に見舞われました。すると石切川(天竜川水系)の上流から椀が流れ着きます。村人たちは、そこで初めて上流に人が住んでいることを発見しました。
石切川水源にあったのは隠れ里『京丸』。特殊な牡丹を産する不思議な村は、藤原忠教という人物が開いたそうです。戦乱を避け山中に隠れ住み、京都人が住んだことから京丸と名付けます。平家落人伝説もありよく分かりません。あるいは南北朝の尹良親王との関りもあるとされます。
私も一度行ってみたいのですが、一見してまともな道がなさそうでそりゃ隠れ里になるだろうと納得しました(笑)。地元の人ごめんなさい。