鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

日本版GPSの安全保障

 前記事の続きです。準天頂衛星みちびき2号で誤差6cmの日本版GPS構築の道が開けたと書きました。民間利用より、軍事利用で非常に役立ち日本の国防に大きく寄与するだろうと予測しました。

 一方、GPSは誰でも使えるので極端な話北朝鮮が日本版GPSを利用して日本にミサイルを撃ち込む可能性があるという指摘があります。みちびき2号は北朝鮮からの妨害電波に対するセキュリティは考慮されているとされますが、逆に軍事も含めた積極利用に対してはどうでしょうか?

 アメリカの場合、もともとGPSはミサイルの精密誘導など軍事利用を目的に開発され民間用にも転用したので敵国の軍事利用には厳しい制限を設けています。誤差10mというのはあくまで民間用の話で、軍事用は誤差1m以内という事は分かっても何cmかまでは軍事機密で分かりません。

 しかも有事には、民間GPSの使用を制限できるのでアメリカは困りません。日本版GPSはどうでしょうか?おそらくここまで冷静な想定はしてないような気がします。詳細が分からないので最高機密としてアメリカのGPSのように有事の民間利用制限を設けているのかもしれませんが、F-4EJやF-15Jからわざわざ精密爆撃装置を外すような平和ボケの暴挙をしでかす異常な日本政府ですから、私は信用出来ません。

 潜在的敵国である支那や韓国からのビザを緩和するなど、本気で国防を考えているのかと呆れる日本政府の態度では、日本版GPSを敵国が軍事利用するなど全く想定していないのではないかと疑わざるを得ません。

 日本版GPSの詳細について、本当に気になります。日本の国防を真剣に考える皆さんも注目して下さい。