よく、北朝鮮は38度線に2000門の火砲を揃えていて一旦有事となればこれが一斉に火を吹くのでソウルが火の海になり二百万人の犠牲者が出る。故にアメリカは北朝鮮攻撃を決断できないとマスコミなどで言われてますよね。
私はこれにかなり眉唾な印象を受けていたんですが、兵頭さんの分析が的確でした。一応ソースはアメリカの軍事記事らしいんですが…。
◇前提として北鮮には12000門の火砲と2300基の多連装ロケットランチャーがある。
◇そのうち38度線の砲兵陣地から40km先のソウルに届くのは700門。
◇ただし全部をソウルに向けると南進の際の火力支援ができない。軍事的に無意味。
◇近代戦では1発撃つと場所がばれ敵の反撃を受けるので同時射撃3発が限界。
◇火砲は撃ったら急いで配置転換しないと反撃で潰される。
◇その際、バンカーに引っ込み、再配置にも大量のガソリンを消費。
◇石油不足で航空機の訓練さえままならない北鮮にガソリン大量消費できるのか?
なかなか鋭い分析です。この程度の情報、軍事専門家なら分かるはずなんですが日本の自称軍事アナリストから聞いた例がない。本当に専門家か疑うレベルです。私のような素人ですら違和感があったくらいなのに…。
2000門というのは牽引砲も含めての数で、2~3発撃った後捨てるならともかく、2000門全部射撃する事はあり得ません。そこまで北は金持ちじゃないし、軍事的に馬鹿でもない。南進せずに嫌がらせするならともかく、一応近代的軍隊ですから。冷静に考えたら素人でも分かりそうな理屈なのに、日本の自称軍事アナリストは馬鹿なんでしょうか?(呆)穿った見方をすると、北が攻撃されたら困る工作員なんでしょうな。
トランプさんもロシアゲートでお尻に火がついてる状態なんだし、さっさとやっちゃって下さいな♪