鳳山雑記帳はてなブログ

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ネパール地震救援活動の難しさ

【ネパール地震】ネパール がれきが生活再建を困難に(ニュース動画あり)



 最近、あまり報道されなくなったネパール大地震ですが、救援活動が遅々として進まないのはネパールのインフラ事情の悪さが大きいみたいですね。日本の救援隊も飛行機でカトマンズに入れず一時タイのバンコクに引き返したというニュースを聞きました。

 トリプパン国際空港は狭くて離着陸する飛行機の渋滞が起きているとか。素人考えで、ネパール国内が地震で駄目ならインドなどの隣国の飛行場に救援隊の出発拠点と補給基地を設け、そこからネパールのインフラを修理しつつ基点の道路を拡大する形で救援活動を行うのが時間はかかってもベストなのかなと考えたりします。

 と思ってグーグル地図で確認するとそれもかなり難しい事が分かりました。世界地図で眺めると分かりませんが、グーグル地図で拡大して見ると意外とインドとネパールを結ぶ幹線道路が少ないんですよ。チベット側はヒマラヤ山脈があるために物理的に不可能なんですが、インド国境にも意外と山岳が多く、ネパールの道路の大半はインド国境手前で止まってるんですよね。

 首都カトマンズ周辺が盆地にあるんですが、ネパールという国そのものも巨大な盆地になっているんですよ。このような国ではインフラ整備も一苦労だし、大災害の時の復旧も厳しくなります。報ステの古館が飛行が使えないのなら大量のドローンを使って救援活動しろとか暴論を吐いて顰蹙を買っていますが、このような山岳地帯ではヘリの活動も厳しいところがあるんでしょう。古館はドローンにサリンでも積んでネパール国民を虐殺したいんでしょうかね?(呆)

 ネパール国内もカトマンズのあるヒマラヤ山系の高原地帯、盆地地帯とそこから一段低い南部低地地帯があって低地から首都のある高原に物資を上げるのも一苦労しそうです。復旧復興はかなり時間がかかりそう。一日でも早い正常化と被災者の無事を祈ります。

 こういう厳しい現実を見ると、「コンクリートは人を守る」って良く分かりますね。「コンクリートから人へ」とほざいて危機対策予算を大幅削減し東日本大震災で万単位の死者を出した民主党はどう思っているんでしょうか?馬鹿だから自分たちの罪を永遠に気付かないんでしょうね。

 インフラは国民の生命線です。想定外などという醜い言い訳を許さずどのような災害にも対応できる強力なインフラ網を構築しなければなりません。