★福山市教委 浮いた300万円寄付へ
・東日本大震災の被災地で給食の提供さえままならない状況に思いをはせようと、
福山市教委は5日、市立の小中学校、幼稚園の給食で、通常は1人245円の
食材費を145円に抑えた「粗食献立」を行った。約3万人分で、浮いた約300万円は
復興支援のために寄付する。
献立は、ご飯と豚汁、味付けのりと牛乳だけで、子どもたちが一番楽しみにしている
主菜はなし。福山市木之庄町、市立樹徳小の2年2組では、主任栄養専門員の
今川京子さん(53)が「この献立でさえ出せない地域があった。同じ小学生の
苦労を考えて」と呼び掛けた。子どもたちは「大切に残さず食べます」などと発言し、
給食を平らげていた。
市川友翔君(7)は「早く、みんながおなかいっぱい食べられるようになってほしい」と
願っていた。
宮城、岩手両県などの被災地では調理施設が被害を受けたため、パンやおにぎりと
牛乳だけの「簡易給食」を続ける学校が相次いだ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20110905-OYT8T00996.htm?from=tw
被災地のために寄付するという行為はたいへん素晴らしい事だと思います。でもそのために給食を減らすって根本的に間違っている気がするのは私だけでしょうか?
学校給食法では、「(児童及び生徒が)適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること」という事が書かれています。
寄付は寄付、給食は給食。健康を維持するために必要な栄養素を栄養士が成分を計算して献立を決めているはずですよ。簡易給食で学校給食法で定められた栄養を十分取れるというのなら話は別ですが、もしそれで児童生徒に
健康被害が生じたらどう責任を取るつもりなんでしょう?
それでなくとも
児童虐待で家庭で十分な食事がとれず学校給食だけで生き伸びている子供もいるはずです。報道でたまにあるでしょ?どうせ左翼の馬鹿教師が決めた事なんでしょうが、そんなに寄付したいなら自分たちの給料を全額寄付したらどうですか?児童生徒たちにも教育のために寄付させたいというのなら
義捐金貯金箱などをもうけてお小遣いのうちから寄付させたらいいだけでしょう?
こういう正義(というか誰も表立って反対できない事)のために自分たちばかりか他人を巻き込んで犠牲を強いるやり方は大嫌いですね。まず自分たちが痛みを味わうべきです。他人はそれを見て自発的に参加するべきではないですか?
この件に関しては異論反論がある方も多いと思いますが、少なくとも私はこう考えます。