久々の不思議記事ですが、今回はちょっとまじめな考察。とはいえ不思議書庫なので神秘的、宗教的なものにアレルギーのある方はご遠慮ください(汗)。
近頃異常気象が続き、人心もおかしくなった。政治は堕落し仏法で言う末法の世が来たのではないか?日本にこれから大動乱が起こるような気がする、というような意味の発言だったと思いますが、恥ずかしながらいままで何十回と竜馬がゆくを読んでいながらこのシーンに初めて気づき衝撃を受けたのです。
これは仏典の法滅尽経に記された思想で、釈尊入滅後次第に仏法が忘れ去られ最後には滅ぶ様子を描いた一種の予言の書ともいうべき経典です。釈尊とは関係ない偽経とも言われますが、丹念に読んでみるとその記述の内容に恐愕を覚えるのは私だけでしょうか?
◆悪魔が僧侶となり、仏道を乱し、破壊する(創○学会のことか?)
◆人心が乱れ人々のモラルが低下する(昨今の親殺し、子殺し、通り魔などの異常犯罪もそうですね)
◆それに伴い政府が腐敗し悪逆非道な統治をする(まさに民主党政権そのものではないか!)
まあ、上げればきりがないのでこのくらいにしておきますが皆さん読まれた感想はどうですか?幕末もそうですが、驚くほど今の日本の様子を言い当てているようで空恐ろしさを感じませんか?
仏典では、この状況を釈尊入滅後2500年後の事だとしていますが私はそうは思えません。現代は確かに入滅後2500年くらいにはなるはずですが、それよりも国が衰退し大変革、大動乱が起こる前はこのような状況になるのだと考えます。
一つの体制が滅ぶときには、まず人心が乱れ退廃するものです。民族あるいは国家のエネルギーが衰えるから滅びの危機を迎えるのだと思います。エネルギーの衰退が気の乱れを生じ、異常気象を引き起こす。そしてそれは人々にも知らず知らずのうちに影響を与え、常識では考えられないような犯罪を起こしたり、政治家もまともな人材が出現せず、社会の縮図のような腐敗した悪人ばかりしかでてこない。ゆえに政治は乱れ内憂外患によって滅びの時を迎える。
日本では幕末がまさにそうであり、現在も日本に起こった何度目かの危機の一つなのでしょう。外国では幾多の文明、民族、国家がこのようにして滅んでいったのです。幸いにして日本は今まで何度か危機に見舞われはしても滅びずに、万世一系の天皇家を中心に生き残ってきました。
人類の歴史は、創造、維持、破壊というサイクルを繰り返してきました。これはヒンドゥ-教の最高神、ブラフマン(創造)、ビシュヌ(維持)、シヴァ(破壊)に象徴される通り歴史の必然です。形あるものはいつかは滅び、そして再生されていく。これを一つの仏で表現すれば、宇宙の森羅万象を司る大日如来の働きといえるかもしれません。
万物流転、栄枯盛衰、輪廻転生の宇宙の理からいえばどんな国でもいつかは滅びの時を迎えるはずです。しかし、だからといってこのままわが愛する国日本をむざむざ滅ぼして良いのでしょうか?滅びるにしても少なくとも何百年か後にして欲しい。
しかし一部には目覚めた人がいる。幕末でも勤皇の志士はごく一部。為政者も含め大多数は愚民の群れだったのではないですか?
我々が動かないでどうします?幕末維新で散っていった若者のように、命を捨てひたすら理想を貫くべきなのではないでしょうか?
現代を文字通り末法の世にしないためにも、平成維新を今こそ我らの手で起こしましょう!!!