鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

おくり猫

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 先日、当家の飼い猫ミチルが風邪をこじらせ肺炎になって亡くなりました。6歳になったばかりで無邪気なかわいい猫でした。

 悲しみを引きずりつつも、前に進まないといけないので、本日(26日)母と二人でペット霊園に葬儀に行きました。霊園といいつつもお寺さんがペット供養をしているところで、人間のような本格的な葬儀のあと火葬ということになりました。


 火葬場はお寺からちょっと離れた山の中腹にあり車で移動するんですが、着いて建物のドアを開けたところ赤(茶)毛の猫ちゃんがお迎えしてくれました。お寺の人に聞くと子猫のときに迷い込んで以来ここで暮らしているとのこと。餌はちゃんと母屋の方に夕方食べに来るそうですからしっかりしています。


 ペットの葬儀はしょっちゅうあるので余熱で暖かいのかもしれませんが、なかなか賢い猫ちゃんです。迷い猫に餌をあげてるお寺の人の優しさにも小さな感動がありましたが、なによりその猫ちゃんが天に召されていく仲間の動物を見守る”おくりびと”ならぬ”おくり猫”のようで感慨深いものがありました。


 うちのミチルも、おくり猫に見送られて天国へ旅立ったのでしょう。おくり猫はこころなしか仏さまのような顔をしていました。


 大切な家族の一員を亡くして傷心の母も慰められたそうです。そういえばそのお寺さんは、小さなかわいい子犬も飼っていて葬儀の後、お堂に入り込んで我々のもとに走ってきました。背中をなでてやると嬉しそうに尻尾を振っています。


 動物好きに悪い人はいないと思います。悲しい出来事のあとですからなおさら癒されました。我々家族も悲しみを乗り越えて強く生きていこうと思います。