鳳山雑記帳はてなブログ

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『Ⅵ号戦車ティーガーⅡケニッヒスティーガー』(独)

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 ケニッヒスティーガー(英語読みキングタイガー)はドイツが第2次世界大戦中に送り出した最強の戦車です。傾斜装甲を施した車体はティーガー気箸いΔ茲蠅爐靴蹈僖鵐拭爾糧展型ともいえました。ただし駆動系はやはりティーガー気糧展形だったそうですが。

 主砲として71口径88mm砲という最強の砲を搭載し、車体前面装甲150mm、砲塔前面装甲180弌側面装甲80mmを誇る70t近い巨体です。大遠距離から連合軍のどの戦車でも(JS轡好拭璽螢鸚鐚屬気┐癲!!)撃破でき、接近さえ許さなければどの戦車の攻撃も防げました。有効射程はT-34の3倍以上あったとも言われています。

 おそらく大戦末期に登場したM-26パーシング(米)やセンチュリオン(英)でも撃破は難しかったのではないかと考えます。しかしその巨体ゆえに機動力は最悪で、戦場で撃破された数より燃料切れや故障で放棄された数が圧倒的に多かったそうです。

 その車体は優秀な性能を示しましたが、反面生産にはティーガー軌幣紊竜珊を要し手間がかかりました。生産数はわずか500両足らず。一般にはあまり知られていませんが、砲塔に二種類ありザウコフ型防盾をもったヘンシェル砲塔、丸みを帯びた砲塔のポルシェ砲塔型がありました。前者が有名ですが、ポルシェ砲塔はレアなので好きです。


 ちなみにKönigsというドイツ語の読みはケーニヒスあるいはケーニッヒス、ケニッヒス、ケーニクスなどと訳されますが、これは外国語の日本語表記の難しさでなんとも言えません(苦笑)。1970年代後半、戦車専門誌である月刊PANZERの編集部がドイツ大使館に電話して訊ねたところ、「ケーニクスである」と回答されたため、以来同誌ではそう表記されているそうです(ウィキペディアWikipedia)情報)。


 まあ一般の方にとってはどうでもよい事なんですけどね(爆)。



【性能諸元】

全長 10.29 m
車体長 7.26 m
全幅 3.76 m
全高 3.08 m
重量 69.8 t
懸架方式 トーションバー方式
速度 38 km/h(整地)
20 km/h(不整地)
行動距離 170 km
主砲 88 mm KwK 43 L/71
武装 7.92mm MG34機関銃×2
装甲 砲塔
前面180 mm 傾斜10°
側面・後面最大80 mm 傾斜20°

車体
前面最大150 mm 傾斜50°
側面・後面80 mm 傾斜30°
上面・下面最大40 mm
エンジン マイバッハHL230P30
4ストロークV型12気筒液冷ガソリン
700 hp(520 kW) / 3,000 rpm
乗員 5 名