鳳山雑記帳はてなブログ

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歩兵戦車 Mk.II 『マチルダII』

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 第2次大戦までのイギリスは、歩兵直協用の装甲は厚いが鈍足の歩兵戦車、機動突破が目的の速度は速いが装甲が薄い巡航戦車の二系統を開発するという全くの無駄を行っていました。

 歩兵直協の戦車は戦訓からまったく役立たずだと分かり、かといって巡航戦車で戦車戦を行うには防御力に難あり、危なくてとても出せませんでした。それでも頑固なのかかたくなに両タイプの開発を続け大戦末期に両方を統合したセンチュリオンという傑作戦車の登場を待ってやっとまともになりました(苦笑)。ただセンチュリオンのコンセプトは重装甲の巡航戦車というものでしたからあまり反省してるとも思えませんが(爆)。


 ではその間イギリス軍は何をしてたかというと、アメリカから大量に供与されたM4シャーマン戦車を主力戦車として装備していたんですね(その前はM3リー/グラント)。こちらは五万両というありえないほどの大量生産をされた戦車なんで、米軍が機甲師団の他に全歩兵師団に戦車大隊を設けて配備してもなお有り余っていたという代物です(苦笑)。恐るべし巨大工業力のアメリカ!


 そんななさけない歩兵戦車の中で、曲がりなりにも活躍したのがこのマチルダ兇肇船磧璽船襪任靴拭その間のバレンタインはなかったことにしてください(爆)。

 フランス戦線や北アフリカ戦線でドイツ軍を苦しめた有名な戦車ですよね。速度は24km/h、主砲も2ポンド(40mm)砲でしたが、何が凄いかというと装甲が正面で70mm(資料によっては80mm)もあるんです。


 これは当時のドイツ戦車の主砲であった37mmや50mm、あるいは短砲身の24口径75mm砲では貫徹できませんでした。対仏戦で対応に苦慮した第7装甲師団長(当時)のロンメルが88mm高射砲を対戦車砲に転用して急場をしのいだくらいです。

 以後88mm砲は対戦車砲として猛威を発揮してきます。大戦初期の最強戦車はおそらくこのマチルダ兇世辰燭箸い辰討皺畍世任呂△蠅泙擦鵝



 あっちなみに、日本軍も東部ニューギニア戦線でオーストラリア軍のマチルダ兇搬仞錣靴討い泙后7覯未蓮鎚垢ないでください(号泣)。だって日本は最後まで有効な対戦車兵器を保有できなかったんだもん。くそっ!機動九○式野砲を搭載した一式砲戦車があれば…。本土に温存しないでどんどん前線に出すべきでしたね。チハたんはいらないから。つーかチハたんこそ本土に温存しなさいよ!(怒)