


私も『ブッシュマン』という映画や『ヴィクトリア』というゲームがなければ、このあたりの地理など全く知りませんでした。
ブッシュマンの映画は、ジンバブエの隣国ボツワナの話。ジンバブエはもと南ローデシアといって、かっては大英帝国の植民地でした。ちなみに北ローデシアは現ザンビア共和国です。
ゲーム『ヴィクトリア』ではボーア戦争に備えて、大英帝国の北進を阻止するためナミビアから東に進出し、勢力下におく地域(欧州プレイではとくに)でして、意外に豊かな地域なのに驚いていました。
グレートジンバブエ遺跡を代表として意外と歴史も古く、ヨーロッパ人が初めてこの地を訪れた時、このあたりで唯一衣服を着ている人々の存在に驚いたそうです。一説では4世紀ころから文明の痕跡が認められ13~14世紀にはグレートジンバブエと呼ばれる王国が栄え、遠く中国インドまで交易していたそうです。
ただ、近代ジンバブエは苦難の歴史でした。16~17世紀ポルトガル人の侵入はなんとか防ぎましたが、19世紀末ごろから大英帝国の侵略を受け第一次大戦後英領南ローデシア(英植民地相セシル・ローズから)として植民地に組み込まれます。
第二次大戦後民族自決による独立運動が盛んになりますが、この国では支配者階級であった白人達が権力を手放しませんでした。そして1965年植民地政府首相イアン・スミスらが中心になって白人主導のローデシア共和国が成立します。これには世界中から非難が浴びせられました。
黒人勢力は、人種差別政策をとる白人政権打倒を叫んでゲリラ闘争を繰り返します。(ローデシア紛争)
1980年、旧宗主国イギリスの調停で100議席中20議席を白人の固定枠とすることで双方が合意。総選挙の結果カナーン・バナナが初代大統領に、そしてロバート・ムガベが初代首相に就任しジンバブエ共和国が成立しました。
ジンバブエは、ザンビア国境のヴィクトリア滝をはじめ豊かな自然に恵まれ気候は熱帯地域にもかかわらず高地にあるため温暖です。雨季は11月から3月にかけてあり、鉱物資源も石炭・金・ニッケル・銅・鉄など豊富です。
農業も白人経営による大規模農場の効率的経営で、農産物が全輸出額の半分を占める比較的豊かな国でした。それがなぜ現在のような極度のインフレになったのでしょう?
1987年大統領に就任したムガベは1999年のコンゴ内戦に介入し1万人もの兵力を派兵します。これにはコンゴの地下資源を狙っていたともムガベ一族所有のダイヤモンド鉱山を守るためとも言われていますが、これによってジンバブエ経済は疲弊し、医療・教育も悪化、国民の不満が増幅していきました。
こうなるといつの時代の為政者でも考える事は一緒です。民衆の不満を逸らすため国内外に敵を求めてしまいます。次第に独裁色を強めていったムガベが目を付けたのは白人でした。もともと潜在的に人種対立がある上、経済悪化の影響をもろに受けていた人口1200万の99%を占めていた黒人に対し、経済力のある元支配者階級の白人は標的としてうってつけでした。
ムガベは、それまでの黒人と白人の宥和政策から一転し白人農場の強制収用政策を断行します。しかしそれによって土地を得た黒人に農地を維持する農業技術はなく、国内は極度の食料不足に陥りました。農産物輸出を根幹としていたジンバブエ経済も大打撃を受けます。国民は天文学的なインフレに苦しみ、国家経済は破綻しました。
しかし、ムガベ政権は国民を弾圧する事で乗り切ろうとします。2008年に行われた大統領選挙でも反対派や野党を弾圧し、選挙結果を操作して独裁を今も続けています。このために国民の苦しみは先が見えないものになりつつあります。
みかねた国連が介入しようとしますが、ロシア・中国の拒否で実行されないままです。この国が立ち直るにはムガベ政権が退陣するしかないと思います。時間はかかるかもしれませんが、もともと肥沃な国土を持っていますので将来的には良くなるはずです。日本はこんな国にこそ援助すべきではないでしょうか?(ムガベ政権にじゃないよ!その後の政権にだよ。ODAで賄賂渡してるんじゃないよ!馬鹿財界は!死ね~!!!!)
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日本の薄汚い財界がジンバブエの汚職高官に賄賂渡して美味い汁を吸おうったってそうはいかんぞ!お前らみたいな金儲け至上主義の蛆虫がいるから日本の外交はいつまでたっても良くならないんだよ。
財界の利益の代弁者の汚職政治家も同罪だ!