鳳山雑記帳はてなブログ

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大岡越前で泣きました!

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 昼間テレビを見ることはないんですが、たまたま大岡越前の再放送があってたため、懐かしさのあまり見入ってしまいました(笑)。

 このシリーズを見て以来、大岡忠相加藤剛徳川吉宗山口崇以外認めなくなりました(爆)。そういえばこのふたり、NHK大河ドラマの「風と雲と虹と」の平将門平貞盛以来の名コンビですね。

 あと大岡忠高は片岡千惠藏、榊原伊織先生は竹脇無我、越前の妻雪絵は宇津宮雅代(ぎりぎり酒井和歌子でも可)、猿の三次は松山英太郎、すっとびの辰は高橋元太郎、老同心は村上源次郎の大坂志郎、熱血若手同心は風間駿介の和田浩治(ぎりぎり相良俊輔の三浦友和まではOK)以外は認めないんだ~!!!

 

 本日見た話は、ワル旗本と結託した悪徳金貸しに騙されて殺された夫の借金を負わされた浪人の妻市(いち)役の山口いずみが主役でした。亡き夫の病気の母親といっしょにつつましく暮らす中、その美貌に目を付けた旗本が妾にしようと金貸しを使ってあの手この手の悪巧み。

 金貸しの手下に脅されて、世を儚んで自害する母親。それを見つけた山口いずみが死にきれずに苦しむ母親から介錯を頼まれ、短刀で母親の咽喉を突いたところを大家さんにみつかります。

 もとより死を覚悟した山口いずみは、「自分が殺しました」とお縄につきます。越前じきじきの取調べの中「正直者が馬鹿を見て、悪党だけがはびこる世の中に楽しく生きれましょうか?全うに生きてきた母親に、楽しい事など一度もありませんでした。早くなき息子の元へ送ってやる事こそ孝行と思いやりました。もとより私とて生きようとは思いません。どうか御定法通り死罪にしてください」と涙で訴える山口いずみ。


 江戸の庶民は、市(山口いずみ)に同情してなんとか奉行に助けてくれるよう願います。その庶民を代表して伊織先生が嘆願に訪れます。このときは「法は曲げられない」と頑なな越前。

 一方、源さんと駿介、辰たちは金貸しの悪の所業の証拠を掴むべく奔走します。そして召し取られた金貸しの藤岡重慶。悪い旗本(いつも水戸黄門で悪代官をする人・爆)は、評定所より切腹の沙汰がおりました。


 裁きの日、金貸しと旗本が捕らえられたことを聞いた市は「これで安心して法の裁きを受け、あの世に旅立つことができます」と涙をうかべます。

 さて、名奉行大岡越前はどう裁くのか?証人の大家を呼んだ越前は、間違いないようしっかり答えるように大家に念を押します。

 「よいか?これは重要な事ゆえしっかり答えるのだぞ。そのほうは市が母親の咽喉を短刀で突いたところを見たのか?それとも自害しようとして咽喉を突いた母親から、市が短刀を抜いたところを見たのか?」

 初めはきょとんとしていた大家でしたが、後で心配そうに見守っていた長屋の連中のほうが早く気付き、「大家さん、わかってるね。しっかり答えるんだよ!」と大家に促します。それでやっと気がついた大家は
「へい。あっしが見たのは市さんが母親から短刀を抜くところでした。間違いありません。」
と答えます。「うむ」越前はにっこり笑いました。


 こうして市は無罪となります。さすが大岡裁き!私も恥ずかしながら涙を浮かべてしまいました。久しぶりにドラマで泣いたなあ!大岡越前は泣ける話が多いんです。また明日も見ようっと!(笑)