<ヤギ>農地を守れ! 県事務所がレンタル開始
6月1日16時52分配信 毎日新聞
使われなくなった遊休農地の荒廃を食い止めるため、鳥取県八頭総合事務所農業振興課は、放牧用ヤギのレンタルに乗り出した。1日には、初めての放牧が鳥取市河原町弓河内で行われる。
県畜産農業協同組合が所有する20頭のヤギを1頭2000円で貸し出すもので、レンタル期間は4月ごろから10月末まで。
遊休農地対策では、牛の放牧が一般的だが、ヤギは扱いが容易で初心者や高齢者にも飼育しやすい。また、多種類の草を地面の際まで食べるため農地を奇麗に保てるという。県内では、農林業の衰退に伴い遊休農地が増加。農地を耕作せずに放置すると雑草が生い茂り、作物を育てる近隣の農地にも悪影響が出るという。
遊休農地の問題は広範囲に及ぶことから、同課に寄せられた8件の問い合わせは、ほぼ集落などのグループからだった。今回、ヤギを放牧するのは、農地保有者39人で作る「弓河内ふるさとまもり隊」。奇麗になった農地には花の種をまく計画だ。同課では「乳からチーズやアイスクリームなどの製品を作ったり、触れ合いをアピールした観光資源にもなる」とレンタルヤギの活躍に期待を寄せる。
- Yahoo!ニュースより転載 -
土地所有者が高齢化で農業できなくなりそのまま荒廃化した農地の問題が特に山間部で問題になっています。一つの解決策としてはそのような農地を企業か国が借りるか買い上げて大規模な農業栽培を行う。これは関東近辺の遊休農地ではすでに試みられていると、本日の「宇宙船地球号」で紹介していました。
この問題は、日本の食料自給率に直結するため深刻です。ヤギを放牧する事で農地が維持できるのなら、これほど良いことはありません。
全国でもどんどん試みてはいかがでしょう。