私鳳山は、中国の歴史が大好きです。しかし、今の中国共産党政権は大嫌いです。日本とイザコザがあるという以前に、国家としてどうしても許せない事件があります。
いつか、ブログでも紹介しようと思っていたのですが、考えれば考えるほど怒りがこみ上げてきます。感情的になって文章が脈絡つかないようになるかもしれませんが、我慢してお付き合いください。
皆さんは、チベットという土地をご存知でしょうか?今中国の一部に組み込まれ自治区にされています。人権問題に詳しい方ならご存知でしょうが、ここで現在も、チベット人が弾圧をうけ大量に殺されています。
1951年、独立国家だったチベットに中国人民解放軍が侵攻します。抑圧された人民を解放するためとかどうとか、へ理屈をこねての侵攻でしたが、実態は侵略でした。平和主義でまともな軍隊を持たないチベットはまたたく間に占領されます。
95%のラマ教の僧院は破壊され、経典は焼かれ、僧侶はことごとく還俗させられたそうです。たかだか600万の人口のチベットに、8万もの中国軍が入り、チベット人の土地を勝手に分配し、遊牧民から土地を取り上げました。
ここまでされると、いかにおとなしいチベット人でも黙ってはいません。各地で反中国の運動が起こり、1959年には首都ラサで大規模な反乱が起こります。中国軍はこれを鎮圧、これ以後チベット人に対する弾圧は強化されました。
チベットラマ教最高指導者、ダライ・ラマ14世もこのときインドへ亡命します。以後、チベットは悲惨の道を進み始めました。
チベットには、中国人農民がどんどん入植し、チベット人から取り上げた土地で農業をはじめます。これによって食糧事情が悪化、大量の餓死者(もちろんチベット人)を出します。反抗するものは投獄され拷問の末、虐殺されました。一説では120万人の犠牲者がでたと言われています。人口600万のうちのですよ!
中国政府は、民族浄化と称するふざけた政策を推し進めています。チベット人の増加を抑制(産児制限など良いほう。チベット人女性にたいするレイプも数多いとか)し、チベット国内で中国人の人口を増やし、チベット人を少数化することで、チベット問題を解決しようとしているそうです。
毎年、2~3000のチベット人がインドやネパールに亡命しています。
ここまで書いてきて、怒りを抑えることができなくなっていますが、問題なのは日本のマスコミです。あきらかな人権弾圧なのに、ほとんど報道されません。人権、人権とほざく左翼マスコミは、自分たちの心の祖国、中国に気兼ねして無視を決め込んでいます。
「てめーたちは人間の心をもっているのか?ひごろ正義をかざしているのなら、なぜチベット問題を大々的に取り上げないのか!朝日新聞!文句があるなら言ってみろ!現地に飛んで報道しろ!それもできないのならマスコミなんて辞めちまえ!!!」
すみません、思わず感情が表に出てしまいました。しかし、本当に思うのです。国連でもチベット問題が取り上げられ、報道もされているのに、日本での扱いは無きに等しいものです。
これを読んだ皆様が、事実を知って怒りを覚えていただけたらありがたいと思います。今、この瞬間にもチベットでは人々が弾圧され苦しめられているのです。それを皆様が感じていただければ、私が、ここに紹介した意味もあると思います。
最後に、もっと詳しく知りたい方は、こちらのアドレスまでアクセスしてください。
http://www.tibethouse.jp/human_rights/index.html