額賀財務相 どうにもならないヘマぐせ (ゲンダイネット)
守屋前次官にトドメを刺された。政治生命は終わりだろう。「自分だけがプリンスと思っている」(野中広務元自民党幹事長)と同じ釜の飯を食った昔の仲間からも酷評される額賀福志郎財務相(63)。味方もいなければ、逃げ場もない。
政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「守屋前次官が『はっきりと覚えている』と証言したのに、額賀大臣は『記憶にない』と否定しています。言い分が食い違う以上、証人喚問は避けられない。その先に待っているのは、問責決議案可決による辞任。2回が2回とも自分という不名誉な記録を残したくなければ、その前に辞めるかもしれません。年明けまで引き延ばせれば、内閣改造に紛れて交代というシナリオも浮上します。ただ、財務相として実績を残し、総裁選出馬断念の汚名を返上して首相に再チャレンジ、という希望は断たれましたね」
早大雄弁会の先輩だった橋本登美三郎元自民党幹事長の地盤を譲り受け衆院議員となり、やはり早大雄弁会出身の竹下登元首相に目をかけられて一目置かれるようになった。派内でライバル視された藤井孝男元運輸相や鈴木宗男氏が自滅していく幸運にも恵まれた。ところが、表舞台に立つと必ずヘマをする。
初入閣の防衛庁長官(小渕内閣)のときは、防衛庁調達実施本部背任事件の処理にモタモタし、問責決議案を可決されて辞任。森内閣の経済財政担当相は、KSDからの資金提供が発覚し引責辞任した。
小泉首相でも政調会長や防衛庁長官をやったが、見た目と同じでパッとしない。地元茨城県のドン山口武平県連会長も、雑誌のインタビューで「大臣2回辞めて大して役員やったこともない」とバッサリだ。
「津島派の総裁候補は、これで石破防衛相や茂木元沖縄北方担当相に世代交代する。そもそも首相の器ではなかった」(自民党関係者)
さっさと辞めた方がいい。
【2007年11月17日掲載記事】
- 楽天ニュースより転載 -
この額賀という人、総理の器どころか、総理候補の器でさえなかったのでしょう。人望もなく、野中氏からさえ酷評されるようでは救いようもありません。
それにしても、こんな人に国防はまかせられません。もう一人の長崎のお調子者も同様です。守屋元次官が『死なばもろとも』で、名前を出した以上、言い訳してもよけい見苦しいだけです。
自分のためにも、さっさと辞めたほうがよいと思いますが…。