鳳山雑記帳はてなブログ

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足利直冬のこと

 どマイナーな人なんですが、南北朝時代に活躍?した足利直冬(ただふゆ)について書きます。
 足利直冬1327~1400? 足利尊氏の妾腹の子として生まれるが、父に疎まれ同情した尊氏の弟、直義の養子となる。
 1449年、厄介払いのごとく長門探題として京を追いやられるが、九州に下向し肥後の川尻氏に迎えられ大宰府の小弐頼尚と結ぶ。幕府内の対立から高師直・師泰を討った直義が一時政権をとると、これに呼応。直義失脚後は幕府に討伐令をだされる。
 南朝勢力と結び、中国地方の直義党、大内・山名氏に担がれ一時は尊氏・義詮親子を京から追い出し占拠。しかし、幕府勢力の反撃にあって有力与党の大内、山名が相次いで離反。最後は石見の国(島根県西部)に隠棲して生涯を終わる。
 以上が略歴なのですが、波乱万丈な人生ですよね。数奇な運命に弄ばれた一生でした。
 私が思うに、彼は実の父に疎まれ(母の身分がひくかったらしい)弟の直義に拾われたことに感謝していたのでしょう。父尊氏に対しては、憎しみのなかに、子として愛してくれない寂しさがあったと思います。弟で二代将軍になった嫡男義詮に対しても、屈折した複雑な感情があったに違いありません。
 このひとは、おそらく一生安らかな気持ちにはならなかったのではないでしょうか?
 島根県に直冬の墓があるそうですが、一度は墓参りに行きたいですね。