たまたま寄った古本屋で、庄司浅水 編著「奇談 千夜一夜」と言う本のタイトルに惹かれ、購入しました。かなり古い本なんですけど、いくつか非常に興味をもった話があったので紹介します。
「恋人の岩の試練」
スコットランド、ヘブライズ諸島セントギルダ島の原住民の話。
セントギルダ島の青年は、結婚する前に試練を受けなければならないそうです。「恋人の岩」とよばれる高さ255メートルの断崖にに登り、頂上の突端で一本足で立たなければならないそうです。もちろん落ちたら死にます。実際命を落とした若者も少なくないそうです。
この難関を突破したものだけが、晴れて新婚生活に入れるそうです。この島では離婚などありません。自分の命を賭けて結婚に成功しているんですから当然です。
こんな凄い風習をもっているところもあるんですから、日本の夫婦のみなさん、不倫なんて罰当たりでできませんよね!
「嫁選びの方法」
東アフリカ、ナンディ族は、帽子を飛ばして嫁選びをするそうです。適齢期になった青年はまず50羽の鳥を生け捕りするのに専念します。それを求婚用の手製の帽子に結び付けます。あとは鳥しだいです。帽子が最初に通過した家が、神から定められた結婚相手の家だそうです。
なんともはや、コメントする気力もなくなりました。世の中には不思議な風習もあるもんだなと感心したしだいです。
そのほか、いっぱいありすぎて書ききれないので、後日の楽しみということで失礼します。