「みたところただの地図じゃないか?」と思われた方、地図をよく見てください。南米大陸の海岸線を下にたどっていくと、不思議な陸地が見えませんか?
この地図が発見されたのは1929年、トルコのイスタンブール、トプカピ宮殿の宝物庫から見つかります。年代は1513年、ピリレイスが記すと書かれていたことから「ピリレイス地図」と呼ばれました。
発見された当初は話題にならなかったのですが、科学の発展によって驚愕の事実が分かりました。なんと不思議な大陸は、分厚い氷の下に隠されていた南極大陸の海岸線と一致すると分かったのです。
もちろん、偶然の一致と一笑に付す学者が大半でした。しかし、中には人工衛星から見た地球に酷似していると見た研究者もいました。
否定論者は、人工衛星から撮った写真と比べると歪みが見えると鬼の首を取ったように主張しましたが、では南極の氷に下の地形との酷似はどう説明するのでしょうか?
ピリレイスは、この地図をアレキサンドロスの時代から伝わる古地図を参考にして作ったそうです。ある研究者によれば、南極(の一部)に氷がなかった時代は、今から一万4千年前から一万年前までだそうです。この時代にどのような手段で地形をしらべたのでしょうか?もしかしたら超古代文明の遺産かもしれませんね。
私は真偽を判断する立場にないんですが、なんとも浪漫のある話です。