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水戸家から将軍を出せない理由

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 風邪で寝ていたんですが、寝付けないので記事を更新します。前回、九星術について書いたので、その関連話をひとつ。

 徳川御三家のうち、尾張紀伊からは将軍を出せるが水戸家から出すと徳川将軍家が終焉に向かうといわれていました。これはおそらく天海僧正が残した言葉だと思いますが、ちゃんと気学(というか源流の天源術)的には意味があるのです。

 天海僧正は、運命学に長け黒衣の宰相として徳川家康の信頼厚い人物でした。大名の配置についてもどの大名と大名が相性が悪いか運命学で調べ上げ、相性悪い大名同士隣り合うように配置しましたし、徳川家に先天的に敵対する運命にある大名は、運気が衰える時期を見計らって、事を構えて取り潰しました。徳川家の直系が途絶えた時、後を継ぐべき御三家の配置も、家康の相談に与ったはずです。

 その中で、冒頭の話が出てくるわけですが、水戸は江戸からみて鬼門にあたります。九星の定位盤では八白土星の定位で「艮」(ごん)の方向です。
 その象意は「曲がり角」「終り」「変化」「停止」などです。要するに一つのものが終わって新しく始まる方向なのです。

 昔の人が鬼門の重要性を訴えていたのはこんな理由がありました。ゆえに長く続いた徳川幕府が滅ぶのは水戸家から将軍が出た時だと天海は判断しました。
 実際、徳川十五代将軍慶喜は水戸家の出身です。歴史は気味が悪いくらいに天海の予想通りに動きました。

 皆さんも、自分の本命星が八白土星の定位である「艮宮」に回座するときは気をつけてください。何らかの変化が起こる可能性があります。それが良い変化ならよいのですが、悪くなる可能性(いままで幸せだったら特に!)もあるのです。

 それにしても九星術の神秘性は、奥が深いものですね。