

私は、予告編を見てすでに泣いたくらいですから、本編を見たら泣くに決まっています。そして期待にたがわず涙で画面が見えなくなるほどでした。
まだ見ていない方のために、簡単にストーリーを紹介すると
『春の北海道で東京からきた少年、太一は一匹の子ぎつねに出会う。目と耳が不自由な子ぎつねはヘレンと名付けられた。獣医の矢島たちに見守られながら、太一は一生懸命へレンを育てる。ヘレンは与えられた命を精一杯生き、やがて太一にだけは信頼と友情を示すようになるのだが…』
- 映画紹介より -
三重苦のヘレン・ケラーからとられたヘレン、一生懸命育てる太一少年をいつしか母親と認識するようになります。
いくつも感動するシーンがあるのですが、一押しは獣医大学に預けられ実験で殺されそうになったヘレンを助けるため、大学に乗り込んだ太一少年に、目も耳も不自由なはずのヘレンが母親を呼ぶように生まれて始めて泣き声をあげて居場所を知らせたシーンです。ヘレンと太一の心が通じ合った証拠でした。いま思い出しても涙が浮かんできます。
そして最後の別れのシーン。余命いくばくもないヘレンに、夏を見せてあげようと海沿いの日当たりの良い丘陵に連れて行く太一。夏の花を浴びながらヘレンは精一杯生きた命を終わらせます。
ヘレンを抱きしめながら、泣くのを必死で堪え空を見上げる太一の健気さに号泣でした。ヘレンによって、太一も精神的に成長させられたのです。
世知辛い世の中です。たまには純粋に心おきなく泣くことも人間には必要だと痛感しました。これは実話をもとにした映画だそうです。見終わったらとてもやさしい気持ちになれますよ!