中国抑止へ“安く大量に撃てる”新兵器開発中!! 米空軍が「コスパ最強ミサイル」の実弾頭試験に成功
アメリカのトマホークに代表される巡航ミサイルは長距離を自律飛行し目標に向かう精密打撃兵器です。その分高価でトマホークで一発あたり日本円で5億円と言われています。これは発射装置も含めた周辺機器も合わせての値段だそうですからミサイル単体だともっと安くなるかもしれませんが、それでも高価なことには変わりありません。
しかしウクライナ戦争を見ても分かる通り、長期戦になったら高価なミサイルだけでは足りなくなります。実際ロシア軍は戦争初期に巡航ミサイルなどの精密打撃兵器を消耗しつく今では無誘導の爆弾かより安価な攻撃型ドローンに攻撃の主力が移っています。これはウクライナ軍も同様で、欧米からの兵器供与に頼っているため、こちらも精密打撃兵器が枯渇しつつあると言われています。
アメリカは来るべきシナとの世界大戦に向けて、高価なミサイルだけでは不安を覚え比較的安価でそこそこの性能の巡航ミサイルを開発中です。それがERAM(拡張射程攻撃弾)と呼ばれるものです。ERAMは一発あたり日本円で3500万円だと言われます。これでも高価な事には変わりませんが、5億円のトマホークと比べたら安価であることは間違いありません。
ERAMの射程は400㎞前後。速度はマッハ0.6(約760㎞/h)で、トマホークのマッハ0.9よりは若干遅めです。弾頭重量も226㎏とトマホークの半分。誘導方式はGPSと慣性誘導でCEP(半数必中界)は10m以下となかなかの性能を誇ります。安価ながら耐ジャミング性能を持っているので、対シナ戦争の切り札になるかもしれません。空中発射型で、F-16はもちろんウクライナの保有するSu-27やMiG-29からも撃てるそうです。
こういう安価でそこそこの性能の巡航ミサイルも現代戦では必要だと思うんですよ。日本の12式地対艦誘導弾能力向上型や島嶼防衛用高速滑空弾は高性能ですが、高価なため数を揃えることはできないでしょう。最初に保有している分を撃ち尽くしたら、戦争が長引けば長引くほど精密打撃能力を失っていきます。日本の自衛隊は着々と防衛力を強化していますが、次の課題は弾薬の備蓄でしょうね。そして日本も安価でそこそこの性能の巡航ミサイルを開発したり、もっとドローン戦力を強化すべきだと思いました。