イランの抗議デモが28州に拡大 これまでに少なくとも36人死亡
最近ようやく日本のメディアでもぽつぽつと報道され始めていますが、イランが大変なことになっているようです。
通貨の暴落と物価高で経済が破綻状態のイラン。ハイパーインフレも発生し、1万リヤルが日本円で僅か1.6円くらいに暴落しているそうです。一説では数百万人単位のデモがイラン全土で巻き起こり政府も統制しきれなくなっているとの事。給料の未払いにに怒った国軍の一部が抗議するデモ隊に加わったりとかつてのルーマニア革命に似てきています。一部の報道では最高指導者ハメネイ氏がロシアへの亡命も考えていると書かれていますが、私はそこまでに至るには時間がかかると見ています。
なにより革命防衛隊が健在で、イランの国家体制を支えているからです。革命防衛隊はかつてのナチスドイツの武装親衛隊(SS)のように国軍より良い装備を与えられ優遇されてきました。イランのシーア派原理主義政府はパーレビ体制に忠誠を誓っていた国軍を信用できず、自分たちに忠誠を誓う革命防衛隊を頼みにしてきたのです。
ところが、最近では力関係が逆転し革命防衛隊がハメネイ氏を傀儡にしているとも言われます。ルーマニア革命では民衆側に付いた国軍が、チャウシェスク体制に忠誠を誓う秘密警察と戦闘になりましたが短期間で民衆と国軍側が勝利しました。一方、イランは革命防衛隊の方が装備も良く士気も高いためイラン国軍を圧倒する可能性が高いです。革命防衛隊は陸海空軍にミサイル部隊、特殊部隊まで持っていますからね。
歴史を見てみると、共産党国家と同様イスラム教原理主義を掲げる独裁政権で成功した国はどこにもありません。もしかしたら私が見逃しているだけかもしれないので、成功した例があるよとご存じの方はコメントで教えてください。
それはともかく、革命防衛隊が強すぎるためイラン全土で数百万単位のデモが起こっても武力で押さえつけられるでしょう。すでに36人が亡くなっているとの事ですが、革命防衛隊が本格的に鎮圧に乗り出したら万単位の犠牲者が出るかもしれません。それでもイランの民衆がデモを止めなかったら最後には勝つかもしれませんが、こればかりは何とも言えません。
ここで不確定要素としてアメリカのトランプ大統領がいます。彼はデモ弾圧で死者が出たら空爆すると宣言していますが、この際、悪の枢軸の一角であるイランを叩こうという意思かもしれません。すでに欧州経由でイラン空爆のために中東に兵力を移動中という話もありますから。キューバ攻撃やコロンビア攻撃よりは現実味があります。イラン空爆だったら国際世論も味方しそうですし。
イラン情勢、どうなるか未知数ですし今後も要注目です。あくまで現時点でのネットを中心に集めた情報なので間違っている可能性も高いと思います。皆さんは、イランの現状どうなっていると思われますか?