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島嶼防衛用高速滑空弾ついに登場!

              ※ 写真は月刊PANZER編集部撮影より引用

 以前紹介した12式地対艦誘導弾能力向上型(12SSM能向型)は開発を急ぐあまり対地攻撃は後回しで対艦ミサイルの射程延長型をまず開発していると書きました。では自衛隊の対地攻撃スタンドオフミサイルの本命はどれかというと、今のところこの島嶼防衛用高速滑空弾が担うみたいです。

 弾頭は極超音速滑空体(HGV)であり、極超音速で低空を滑空飛行し不規則な動きをするため敵レーダーに把握されにくい兵器です。実戦配備は2030年以降と聞いていたのでまだまだ先のことだと思っていたんですが、まず射程を300㎞~500㎞に抑えた先行生産型のブロック1を2026年に実戦配備し、その後射程3000㎞のブロック2Bを開発・配備する予定だそうです。

 おそらくブロック1は射程500㎞でしょうから、極超音速で飛ぶ高速滑空弾は敵にとっては脅威でしょう。気になるのは弾頭重量ですが調べたところ分かりませんでした。ただミサイル全体の重量が3トンだそうですから少なくとも1000ポンド(454㎏)以上はありそうです。1000ポンドあれば戦術核が積めますからね♪将来の核武装も見据えて良い選択だと思いますよ。

 射程3000㎞のブロック2Bが登場したらシナやロシアは発狂しそうですね。極超音速ミサイルの実用化が難航しているのは精密誘導が困難な事。能勢伸之さんの『極超音速ミサイル~』の書評で紹介したと記憶していますが、

【大気中をマッハ1以上で飛行する物体は空中に衝撃波を発生させます。衝撃波が強ければ空気が圧縮加熱され飛翔体周囲の空気が電離しイオン化してプラズマになります。プラズマが飛翔体を包み込むと外部からの電波を遮断し通信途絶(ブラックアウト)するそうです。当然GPS信号も受信できず、外から電波で制御することも困難になります。ですから極超音速ミサイルは終末時の不規則機動をあらかじめプログラムしておくか、弾体内部に自律的に動くコンピューターなどの制御装置が必要】です。

 アメリカも開発が難航している技術なんです。ではロシアやシナはなぜ開発に成功しているかというと、核搭載を前提にしているから。核なら半数必中界(CEP、平均誤差半径とも言う)が㎞単位であろうと加害範囲が広いので問題ないです。日本やアメリカは通常弾頭での精密爆撃を前提にしていますから、日本は技術的にある程度目途が立ったという事でしょう。

 アメリカは弾道ミサイルや核巡航ミサイルがあるから極超音速ミサイルに核搭載する意味がありませんからね。日本だけが核無しの通常弾頭一本鎗ですから厳しかったと思いますよ。ただ弾頭重量が1000ポンド以上あればいざというときは核搭載できるので頼もしい限りです。

 射程500㎞だと九州から上海には届きませんね。石垣島からシナ大陸の福州まではぎりぎり届くくらい。九州から韓国だとソウルまでは届きませんが、京畿道の端くらいまでは届くので釜山、大邱、光州、大田は余裕で射程圏内ですな♪これで韓国がいつ裏切ってレッドチームに入っても大丈夫。

 いやあ、それにしても頼もしい兵器ができました♪日本の攻防はますます安心です。