鳳山雑記帳はてなブログ

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ZDK-03カラコルム・イーグル

 先日、パキスタン空軍のシナ製J-10C戦闘機がインド空軍のフランス製ラファール戦闘機をPL-15ミサイルで撃墜した記事を書きました。その際、パキスタン空軍の早期警戒機(AEW)サーブ2000エリアイとシナ製戦闘機のデータリンクはできているのか疑問だと書きました。インド空軍の方も早期警戒機IL-76TDファルコン(輸送機IL-76にイスラエル製のファルコン早期警戒管制システムを搭載したもの)を保有していますが、イスラエル製早期警戒管制システムとフランス製ラファールのデータリンクができているのか疑問です。

 私の予想では、双方AEWの援護なしの丸腰でミサイルを撃ちあっており爆撃任務で自衛用の近距離AAM(空対空ミサイル)しか搭載していなかったラファールがパキスタン空軍の長距離ミサイルPL-15にやられたのかなと思っていました。その後調べてみると、パキスタン空軍はサーブ2000エリアイのほかにシナ製のZDK-03カラコルム・イーグルという早期警戒機も導入していることが分かりました。

 私はそこまで軍事に詳しくないのでこの機体を知らなかったのですが、調べてみるとシナ製Y-8AEWの派生型でY-8AEWやKJ-200の開発で得られたAEW&C(AWACSには劣るが早期警戒システムに管制能力を併せ持つ)の技術を元に、パキスタン空軍の要求を満たすように設計された機体だそうです。

 パキスタンはサーブ2000エリアイがあまりにも高価なので、6機導入予定を4機に減らし新たにZDK-03を2機導入しました。捜索範囲、航続距離、滞空時間、機内スペースでもZDK-03が優位に立っているそうで、パキスタン空軍は良い買い物をしたのでしょう。これならシナ製AEW&Cにシナ製戦闘機なのでデータリンクもできます。カラコルム・イーグルの空中管制をもとに空中戦をしたのならパキスタン空軍が優位に立てたのも当然で、ラファール撃墜も納得できます。

 未確認情報ですが、インドはフランスに対しラファールのレーダーとミッションコンピューターのソースコードを開示するように要求したと言われます。通常なら軍事機密に関わるので拒否するはずですが、今回は事が事だけにどうなるか注目です。イスラエル製の早期警戒管制システムとラファールがデータリンクできれば条件は互角になるはずでインド側も必死なのでしょう。

 今回のラファール撃墜は様々な教訓を与えてくれます。現代の空中戦は戦闘機単体の能力ではなく早期警戒管制システムとの連動で総合的に見なければいけないという事なのでしょう。となると雑多の戦闘機を揃えるより早期警戒機、早期警戒管制機とデータリンクできるように同一国から機体を導入しなければいけないのかもしれません。

 インド空軍はスウェーデン製のサーブ2000エリアイを導入すると同時に、サーブ39グリペンも導入した方が良かったのかもしれませんね。まあインドは空母に搭載する艦載機の含みも込めてラファールを選択したのでしょうけど。ならばラファールとのデータリンクに実績のあるアメリカ製E-3セントリーAWACSを導入した方が良かったかも?ただし値段が馬鹿高いので最初から選択肢にはなかったとは思いますが。