鳳山雑記帳はてなブログ

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世界史における『点と線』

 過去記事『支那事変における『点と線』批判に対する再批判』の続きになります。かなり前の記事なので覚えている方はほとんどいないと思いますが、そこでは支那事変で日本軍が都市(点)と補給線(線)しか支配できなかったので負けるのが当然とした論は軍事上あり得ない話で、近代軍になればなるほど点と線だけ維持すれば良く、面(広域)を支配することは無意味だと結論付けました。

 点と線批判論者は、戦前の日本をことさらに貶めたい反日左翼か軍事ど素人の阿呆だと思います。欧米では大学で軍事学を教えているほどで一般人でもある程度の軍事常識を持っていますが、日本は狂った戦後教育によって軍事知識を忌避した結果特亜による反日洗脳に簡単に騙されるようになりました。

 731部隊が典型で、あれは単なる関東軍防疫給水部本部の秘匿名称(通称号)です。ですから特亜や日本の反日左翼が悪宣伝するような731部隊支那戦線やビルマ戦線に出張って細菌戦を行ったという話は軍統帥上絶対あり得ない話で、万が一事実だとすれば軍法会議ものです。731部隊共産党党外作家の森村誠一が書いた『悪魔の飽食』がきっかけだと思いますが、森村も日本共産党も軍事に関する基本的知識が欠如していたためにおかしな論になってしまいました。

 これが本当に陸軍で細菌戦を研究していた登戸研究所が絡んだ話だと信憑性があったんですがね。まあ、それでも軍事知識が全くない平和ボケ日本人は簡単に騙せたので連中の目的は達せられたのでしょうが…。

 話が脱線したので本論に戻すと、点と線批判は毛沢東の戦略があったのではないかと今になって思えます。というのも支那共産党はまともに戦ったら国民党軍にも日本軍にも勝てないため、点である拠点を攻略できなかったのです。ですから次善の手段として都市の周辺の農村部に浸透し支配することで都市を包囲し、補給線を分断して都市を奪うという作戦方針でした。いわば弱者の戦術です。

 日本の反日左翼は、毛沢東信者が多いため彼の主張が絶対に正しいと思い込み歪んだ知識で戦前の日本を判断していたのでしょう。世界史を眺めて見ても、あらゆる軍隊は点と線しか支配していません。ローマ軍然り、アレクサンドロス大王マケドニア軍然り。遊牧民族のモンゴル軍やティムール軍もそうだし、オスマントルコ軍もです。

 国家を征服する場合、敵国民の数が圧倒的に多いわけですから征服者は重要な補給拠点である都市や兵站基地さえ維持できれば良く、点と点を結ぶ補給線さえ重視すれば他は必要ありません。敵首都を制圧し敵の主力軍を粉砕できれば、抵抗する地域や都市はそのあとゆっくり料理すれば済みます。まずは降伏勧告し、それに従わなかったら一つの都市を見せしめに攻略、住民を残酷な方法で虐殺します。すると噂はたちまち広がり他の抵抗する都市は降伏していくでしょう。

 面である農村部は、それだけでは抵抗できません。少なくともその地域の都市に集まって抵抗するでしょう。どんな軍隊、民兵であってもよほど小規模なレジスタンス以外は兵站拠点が絶対必要だからです。ですから国共内戦支那事変における毛沢東支那共産党軍以外で、点でなく面を重視した戦術を採用した軍隊はちょっと記憶にありません。もし他の例をご存知の方はご教示ください。アフリカの内戦ではありそうですね。あれは毛沢東主義を採用していますから、当然なんでしょうが。

 古代、中世でもそうだし近代現代になればなるほど点と線だけが重要だとご理解頂けたと思います。さすがに現代戦では見せしめに住民虐殺するような暴挙はしませんが(ウクライナ戦争のロシア軍は例外、あれは兵器はともかく本質的には中世以前の蛮族の軍隊)、徹底的な空爆で一つの都市を廃墟にしたりして住民に抵抗の意思を失わせるくらいのことはやります。

 結局、点と線批判は的外れで、逆に点と線のみが重要だという結論です。いまさら言わずもがなの話ですが、皆さんのご感想をお聞かせください。