鳳山雑記帳はてなブログ

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ワグネルの兵士がゾンビアタックできる理由が分かった

ワグネルが常識では考えられない戦法でウクライナ兵を恐怖させている模様、この世のものとは思えない光景だ

 ウクライナ戦争で世界の注目は激戦地バフムートをウクライナ軍が維持できるか、それともロシア軍が押しきって占領するかです。すでにバフムートは北部、東部、南部をロシア軍に包囲され西の幅4㎞程度の回廊で連絡するのみだそうです。ウクライナのゼレンスキー大統領は撤退を否定しバフムート防衛戦を続けると宣言しましたが、西側の戦争研究所などはここ数日以内に陥落するかもしれないと予想しています。

 最新の戦況では、バフムートの東部と南部の戦線ではウクライナ軍が持ち堪えているそうです。北部はロシアのワグネル部隊に大きく突出され、この攻撃をしのぎ切るかどうかでバフムート戦が決まるそうです。ただこのブログでも何度も指摘していますが、日本の報道と違いバフムートは戦略上の要衝ではなく、プーチン大統領の政治的面子のために攻撃しているだけです。

 ウクライナ軍にとって何が一番重要かというと、バフムートに籠っている精鋭部隊で土地は取られても取り返せばよいだけ。ウクライナのゼレンスキー大統領がバフムートに援軍を送ったと発表しましたが、これはバフムート西の回廊部の防衛を強化し市内のウクライナ軍が撤退しやすくしているとも言われています。ウクライナ軍としては、バフムート川の西岸まで撤退し新たな防御線を設け遅滞戦術でロシア軍に消耗を強いるというのがベストな戦術だそうです。

 ところでウクライナ軍がバフムートで苦戦しているのはワグネルの兵士が犠牲を顧みず突撃を繰り返しているからだと言われます。ゾンビアタックとも揶揄される攻撃ですが、攻撃する者も人間ですから死は怖いはず。いくら命令でも拒否する兵士が出てこないのはおかしいと疑問でした。一部にはワグネルは兵士に薬物を投入し冷静な判断ができなくし一種の興奮状態にさせ突撃させているのではと言われていました。

 現地で戦っているウクライナ兵の証言でそれが事実だと証明された形です。これは恐ろしい話ですよ。人を人とも思わない鬼畜の所業です。ロシア軍特にワグネルとかカディロフ軍のような非正規軍はウクライナの占領地で略奪、暴行、強姦、殺人と非道の限りを尽くしていますが、戦場でもこのような非道な行為をしていたわけです。穿った見方をすれば、日頃から薬物を投与しまともでなくなったからブチャの虐殺のような悪行が日常茶飯事で行われているとも考えられます。

 最近ではロシア正規軍もゾンビアタックをし始めていると言われますから、兵士に薬物投与しているんですかね?全く恐ろしい話です。このような鬼畜な軍隊、鬼畜な国家は一刻も早く滅びて欲しい。人類の敵ですよ。

 ちなみに希望的観測もあります。元陸上自衛隊東部方面総監・陸将渡部悦和(よしかず)さんによると、バフムート北部を攻撃しているワグネルはゲラシモフ総司令官の嫌がらせを受け満足な補給を受けていないそうです。正規軍としては傭兵部隊のワグネルに手柄を取られるのが嫌なんだとか。そのためバフムート北部の攻勢が鈍っているとも言われます。

 渡部さんの見立てによると、「ウクライナ軍はワグネルの攻撃鈍化をうけバフムート防衛に自信を持ったのでは?危険な賭けだがバフムートでロシア軍を撃退し来るべき大反攻作戦まで維持できればウクライナ軍は勝利に近づく」と仰っています。渡部さんもあくまで最良の結果になった場合と言われているので、どうなるかは分かりません。

 私としてもロシア軍内の内部対立が激化してくれることを願うばかりです。とにかくここ数日が勝負だと思います。日本の国防を真剣に憂いている皆さんも、バフムート攻防戦を見守りましょう!