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スイス中立を破りロシア制裁に参加!

スイス、中立を破り ロシア制裁を採択 ロシアの資産1兆円を差し押さえ


 真剣に国防を憂いている心ある日本人以外の大半の平和ボケ日本人はウクライナ戦争への関心は薄まっていると思いますが、永世中立国スイスがついに決断しました。スイスにあるロシア資産約一兆円を差し押さえました。これは大きいですよ。ロシアにとってもスイスは頼みの綱だったはず。おそらくロシア同様シナにも衝撃が走っていると思いますよ。

 ロシアのような明らかな国際法違反の侵略行為をしたら永世中立国でも制裁するという事ですから。台湾侵略を狙っているシナもいざ行動に移したら同じ目に遭うはず。特に共産党幹部の隠し資産は大半がスイス銀行に預けられていますからね。ただ、プーチンが国際的に孤立することを覚悟してウクライナ侵略したように、シナもこれくらいで台湾侵攻を諦めることは無いでしょう。

 それにしてもウクライナ軍はよく頑張っていますね。冬将軍はロシアに味方すると思われていたのに、実際恩恵を受けているのはウクライナ側。欧米から供与された防寒着や暖房器具で命を守っています。一方ロシアは兵士に満足な防寒具も準備できず凍傷が相次いでいるとか。しかも大量に動員兵を徴集し碌に訓練もせず戦場に送り込んでいるため、塹壕の掘り方一つ駄目だそうです。

 私は知らなったんですが、元陸将渡部悦和(よしかず)氏によると塹壕を掘る時はドライエリアとウェットエリアを設け水を逃がす工夫が必要だそうです。というのも雪も水分ですから塹壕にたまると凍傷になりやすいと言われます。しかも素人が掘る塹壕は退避エリアも設けないし上からの砲撃に脆弱になるそうですから尚更です。ウクライナ側は欧米からの軍事教育がしっかり行き届きそこらあたりの対策は十分だそうですからこの違いは大きいと思いますよ。

 ロシア軍の補給も枯渇してきていると言われますし、ザポリージャ州でウクライナ軍が攻勢を強めているとか。日本の軍事素人の知ったかぶりコメンテーターはヘルソン州のドニエプル河渡河が困難なのでここが停戦ラインになるだろうと無責任なコメントをしていますが、少しでも戦術をかじったことがある者が見れば、ドニエプル河を渡河するのではなくザポリージャ州を奪還しクリミア半島と東部戦線ドンバスの補給線、連絡を絶つようにするはずと思ったでしょう。実際渡部氏もヘルソン州攻勢の次はザポリージャ州だと早くから発言していましたからね。

 ザポリージャ州ならキーウから南下するだけでドニエプル河渡河の必要性はないし、なんといっても最重要インフラのザポリージャ原発奪還は急務なはず。そしてザポリージャ州全体を奪還できなくても同州を通る補給線をHIMARSなどの長射程兵器の射程圏内に収めればロシア軍の死命を制することになります。素人ながら私も同じことを思っていたので渡辺さんと意見が合って嬉しくなりました。戦争で人が亡くなっているのに不謹慎ではありますが…。

 当然ロシア軍も馬鹿ではありませんからザポリージャ州の要衝メリトポリを要塞化して待ち構えているそうです。メリトポリは21世紀のスターリングラードになるかもしれません。今後メリトポリ攻防戦が焦点になってくると思います。

 話を元に戻すと、スイスがロシア制裁を決断したことは大きいですね。皆さんはウクライナ戦争の今後、どのようになると見ますか?