鳳山雑記帳はてなブログ

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現代の戦争はお金がかかる

ロシア、ウクライナ戦で一日に「200億ドル以上の軍備」を消耗


 現代戦は非常にお金がかかります。ロシア軍はウクライナに侵攻した最初の4日間は1日当たり70億ドル、その後は200億ドルから250億ドルの戦費を使っているそうです。200億ドルとしても(70×4)+(200×12)で2680億ドル、日本円換算で31兆4400億円以上使ったことになります。その前の国境沿いに部隊を展開した時も莫大な物資を消費していたはずですから軽く40兆円以上費やしていることになります。

 これは通常の武器弾薬、兵士の食料以外に車両や航空機の燃料、ミサイルなどが要るからです。航空機や戦闘車両、輸送車両の損耗分も馬鹿になりません。ロシアのGDPは日本円換算で約174兆円くらいですからすでにGDPの20%近くどぶに捨てている計算になります。例えウクライナ全土を占領できてもその後はパルチザン祭りでとても維持できません。だとすればいったい何のために戦争を仕掛けたのかと思ってしまいます。

 その上、NATO諸国は部隊こそ派遣しませんでしたがSWIFT排除、ドル決済禁止でただでさえ苦しいロシア経済を破滅に追い込もうとしています。ロシアに進出していた世界的に有名な大企業も大部分が撤退し、なおもロシアに残って商売しようとしている企業は世界中の憎しみを受けボイコットされようとしています。ユニクロなどその典型ですよね。ドル決済できなくなったらいったい何のためにロシアに進出したのか訳が分からなくなります。ユニクロウイグル人の奴隷労働で作られた新疆綿で洋服を作りロシアで売ろうとしたのでしょうが、紙くず同然のルーブルを稼いでいったい何をしたかったのか?(呆)目先の欲望で将来が全く見えなかったんでしょうが、結局は撤退せざるを得なくなると思いますよ。今は一時的に休止するなどとほざいていますが。

 一方ウクライナ側は最初は劣勢だと言われましたが、ほぼ無限にNATO諸国から武器弾薬が入ってくるため長引けば長引くほど有利になります。ロシアが経済的に耐えられなくなるからです。ただ、ロシアも核攻撃や原発事故をわざと起こすという奥の手がありますから予断は許しません。まともな常識が通用しない国はそこが恐ろしい。

 西側の経済制裁でロシアがハイパーインフレになるのは確実だと言われます。そうなるとロシア国内で国民の不満が爆発しそれに軍部が乗っかればプーチン排除もできるかもしれません。プーチンが健在な間は戦争は終わらないと思います。それにしてもプーチンはそこまでのリスクを考えていたのか疑問です。チェチェンジョージア、クリミアの成功体験が忘れられなかったんですかね?

 皆さんはウクライナ戦争の今後、どうなると思われますか?