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カーボンニュートラル、理想は良いが現実は厳しいし命に関わることもある

カーボンニュートラル】中国が「炭素排出削減の加速化」を拒否…「我々は開発途上国」「歴史的には先進国のせい」

 いつもはシナを猛烈に非難するんですが、この件に関してだけは同情します。シナは石炭火力発電に頼り切っておりオーストラリアに対する愚かな経済制裁で石炭輸入を止めたため今年の冬、凍死者が続出するのでは?と心配されています。さすがに今は自らの愚を悟り石炭輸入を再開したそうですが、需要に追い付けず一般家庭は厳冬を越せないかもしれないと言われています。どうしても産業優先になりますからね。

 シナ共産党政権はどうなろうと知ったことではありませんが、シナの一般国民が政府の愚かなセルフ経済制裁で凍死するのは同情します。もし私がシナ人民だったらと思うとぞっとします。華南はともかく、華北の冬は厳しいですからね。北京のような大都市でも危ないのではと危惧しています。オンドルの燃料も練炭ですよね。今は灯油とかガスとか電気に切り替わっているそうですが、それは都市部だけ。農村部はどうするのでしょうか?

 カーボンニュートラルなどという綺麗事は馬鹿な人間を騙すにはちょうど良いですが、現実の生活を考えると恐ろしいです。まず火力発電を止め再生可能エネルギーだけにしたら到底今の電力需要を賄えないし、しかも電気自動車ばかりになったら現在の需要の軽く数倍に跳ね上がります。数字を見たら、そして普通の頭脳があったら原子力発電をしなかったら到底実現できないと理解できるはず。

 実際綺麗事ばかりの欧州でも原子力発電拡大の方向に進んでいますよね。原子力も確かに危険はあるが、より安全性の高い方向に技術を進歩させうまく付き合っていくしかないと思っています。今の日本の年間電力需要はだいたい7000億から8000億キロワットだと思いますが、火力発電を完全に止め電気自動車ばかりになったら1兆キロワットを軽く超えると私は見ています。もしかしたら2~3兆キロワットか?産業界は安定した電力供給が必須。そして我々の生活も電気無くしては成り立ちません。

 カーボンニュートラルの理想と現実、将来的に技術革新が起こって再生可能エネルギーだけですべての電力需要が賄えるようになれば話は別ですが、シナの惨状を見ると原子力発電とうまく付き合っていくしかないと私は思います。