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ドイツ第4装甲師団 1944年8月戦闘序列

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 先日、ブックオフグランドパワー1996年4月号『ドイツ第4装甲師団’44~45』を買いました。第4装甲師団と言えばポーランド侵攻に始まりフランス戦線、東部戦線と転戦した歴戦の装甲師団で、キエフ攻防戦、モスクワ攻防戦、クルスクの戦いなど主要な会戦にも参加しています。1944年それまで所属した中央軍集団から南方軍集団に派遣されるものの、ソ連軍の大攻勢バグラチオン作戦はむしろ中央軍集団を目標していた為呼び戻され、最後はレニングラード攻防戦に敗れた北方軍集団所属となりました。

 第4装甲師団は強力な装甲兵力で北方軍集団の崩壊を防ぐものの、巨大なソ連軍に飲み込まれ他の師団と共にラトビア西部、クールラント半島に押し込まれます。現地のドイツ軍は、クールラント軍集団と名称変更し絶望的な防衛戦を続けますが、そこで終戦、降伏しました。第4装甲師団はこのようなドラマチックな歴史を刻んでいます。

 本書はまさに第4装甲師団がクールラントへの移動命令を受けた1944年8月10日からリバウで海上輸送の脱出命令を受けた1945年1月17日までの同師団の戦いを紹介した貴重な資料です。まさにお宝ものの古書でした。定価は2300円、古本価格で1000円でしたが安い買い物だったと思います。

 その中に載っていたクールラント派遣直前、1944年8月1日のドイツ第4装甲師団戦闘序列です。上記の表では書いてませんが、戦車連隊本部にもⅣ号戦車×4両が配備されており、戦車連隊の戦力はⅤ号戦車パンター×61両、Ⅳ号戦車×83両になります。さらに指揮戦車は加えていません。1944年型装甲師団ではⅤ号戦車パンター×79両、Ⅳ号戦車×99両(ただし諸説あり)が定数ですから、指揮戦車8両も加えるとほぼ定数に近い戦力を持っていたことになります。これはワルシャワ蜂起に備えて一時ポーランドに下げられた時に戦力補充を受けたためでしょう。


 ブックオフはたまにこういったお宝が手に入るからたまりませんね♪