鳳山雑記帳はてなブログ

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ルンガ沖夜戦 日本水雷戦隊最後の栄光

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 最近、戦史づいてますが、昭和18年5月8日に起こったルンガ沖夜戦について書きます。
『ミッドウェー開戦で攻勢から防御に回った日本は、米豪連絡線を立つべくソロモン群島東端のガタルカナル島に進出。米軍はこれを奪回すべく2万の海兵師団を上陸させる。ガ島攻略部隊を上陸させ、それに補給しようとする日本海軍、阻止してガ島を維持しようとする米軍の間で一大消耗戦が起こる。制海、制空圏を奪われた日本海軍は、最後の手段として駆逐艦に物資を積み込み、夜間島に接近して海上からドラム缶を投擲する「ねずみ輸送」を行う。米海軍はそれを待ち構え、何度かの戦闘でサボ島とガ島の間は、両軍の艦船が多く沈み、「鉄底海峡」と呼ばれるようになった。』
 以上が簡単な流れですが、ルンガ沖夜戦はその中で起きました。
 ねずみ輸送に従事する第2水雷戦隊(司令田中頼三少将・旗艦長波、兵力駆逐艦8隻)の先頭にいた高波は、夜間ルンガ沖に有力な米艦隊を発見。探照灯で敵艦船を照らし出します。米軍勢力は第67任務部隊(司令ライト少将)の重巡部隊。
 通常なら、駆逐艦のみの日本水雷戦隊は相手になりません。しかし田中少将のとっさの判断で、ドラム缶を投棄、全艦突撃の命令を発します。強力な酸素魚雷の威力で、まごまごしていた米艦隊は重巡ノーザンプトン撃沈、重巡3隻大破という被害をだします。一方、日本側は先頭の高波が大破したのみでした。
 戦史にのこる大勝利でしたが、日本海軍が勝った海戦はこれが最後です。
 「裏町に住む猫に似た虎」と恐れられた日本水雷戦隊最後の栄光でした。