鳳山雑記帳はてなブログ

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#読書

書評 「ソ連地上軍」(デービット・C・イスビー著 原書房)

写真はありません。弊ブログによくコメント頂いている牛蒡剣さんからご紹介いただいた本です。 軍事や戦史に興味のない方はスルーして頂いたほうが良いですが、冷戦期のソ連陸軍の軍事ドクトリン(戦闘教義)から組織、各種兵種の編制、運用まで網羅した名著…

書評 「機甲師団」(読売新聞社 編)

これも江畑さんの『軍事とロジスティクス』と一緒にアマゾンで買った本です。1986年の本で全く期待していなかったんですが期待以上の本でした。なにしろ冷戦時のアメリカ、ソ連、西ドイツ、フランス、イギリスの機甲(装甲、戦車)師団編制表が載っているん…

書評 「アルキームの風Ⅰ」

先日、古本屋で『アルキームの風Ⅰ』(野村潔著 イカロス出版)という本を買いました。前々から気になっていた本なんですが、ようやく購入できました。 アルキームの風はいわゆる架空戦史です。オーストラリア大陸西方のインド洋に浮かぶ日本よりちょっと大き…

書評 「日本の武器で滅びる中華人民共和国」(兵頭二十八著)

最近、兵頭二十八氏の著書「日本の武器で滅びる中華人民共和国」「東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる」を読みました。 兵頭さんの本は歴史解釈などに間違いがあって話半分に聞いたほうが良いんですが、兵器の性能に関しては海外メディ…

書評 「西南シルクロードは密林に消える」(高野秀行著 講談社文庫)

高野秀行さんは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットーの冒険家。西南シルクロードとは古代の蜀(四川省)から雲南省、ビルマ北部を経てインドへ至る交易路のこと。私は良く知らなかったんですが、古代蜀…

『壮烈!ドイツ機甲軍団』買いました!

前から本屋にあって気になってはいたんですが、本体価格3700円というあまりの高さに買うのを躊躇していました。 ドイツ機甲軍団といえば、私のミリタリー好きの原点ともいうべき本。30年以上前買ったときは確か680円くらいだったと思います。現在も活躍する…

書評 「アフガニスタン紀行」(岩村忍著 朝日文庫)

私が好きな学者は二人います。一人は植物学者中尾佐助先生。もう一人が中央アジア史学者岩村忍先生です。両者の共通点は、学者であるにもかかわらず文章が抜群に上手い事。下手な作家とは比べ物になりません。 岩村先生と言えば、「文明の十字路=中央アジア…

書評 「兵頭二十八の防衛白書2014」

最近、私が認める高名な軍事評論家だった故・江畑謙介氏の一連の著作を読みつくしていたので(ただしロジスティクス関係はアマゾンのレビューがイマイチなので買ってない)久しぶりに兵頭二十八(ひょうどうにそはち)本に回帰しました。 立て続けに割と新刊…

書評 「誅韓論」(日本戦略ブレイン著 晋遊舎新書)

巷では悪韓論や愚韓論、呆韓論など所謂嫌韓本が大流行りですが、それは日本人が目覚めてきた証拠。今までは朝鮮人と結託した売国マスゴミがひた隠しにしてきた真実がネットの力によって暴かれ、多くの国民が韓国に異常さに気付いたと言えます。 ただ、我々ネ…

書評 「朝鮮戦争」(萩原遼 文春文庫)

作者の萩原遼は長年赤旗の記者をしていた共産党員。本書は、朝鮮戦争を主に北朝鮮の動向を中心に描いています。 作者の思想が左翼なので、戦前戦後を通じて日本に対する記述には悪意があります。その意味では、購入はお勧めできません。私も不快さから何度…

書評 「日本陸軍部隊総覧」(別冊歴史読本 戦記シリーズ)

画像はございません。最近買った本ですが、予想外の良書でした。実は別冊歴史読本の戦記シリーズはすでに何冊も持っていたため、なかなか手を出しにくい本だったんです。似たような内容の「太平洋戦争師団戦史」「太平洋戦争戦闘地図」はすでに持っています…

いやこれ本当に深刻な問題なんですよ

【出版/小売】消える「書店」 : ネットに負け相次ぎ閉店 地域中核店も 普段アマゾンを使う我々も問題だとは思いますが、うちの地元の玉名でも中小の書店は次々と閉店しわりと大きな本屋も2店とも閉店し玉名市内に本屋ゼロという緊急事態に陥りました。 幸い…

書評 『アンデスの黄金 クントゥル・ワシ神殿発掘記』(大貫良夫著 中公新書)

最近読んで感銘を受けた本です。本書は文化人類学者で東大名誉教授の大貫良夫氏が南米ペルー、紀元前に栄えたプレインカ期の神殿遺跡クントゥル・ワシの発掘を紹介した本です。 プレインカ期に関してはほとんど知識がなかったのでたいへん面白く読めました…

書評  「秘境ブータン」(中尾佐助著 岩波現代文庫)

高名な植物学者中尾佐助氏によるブータン紀行。 1959年世界冒険シリーズの一冊として刊行された本の復刻版です。これは近代化される前の古き良き時代のブータン王国が描かれた貴重な本です。 それにしても中尾氏の文章は上手い。下手な作家の三文小説など足…

書評「誰も語らなかった防衛産業」(桜林美佐著 並木書房)

以前から気になっていた本ですが、いつでも読めると思って忘れては思いだしを繰り返し、今回やっとアマゾンで購入しました(笑)。 著者の桜林さんは、元アナウンサー出身のジャーナリストです。彼女はもともと軍事に詳しかったわけではありません。真剣な…

書評「真実の中国史」(宮脇淳子著 李白社)

この前さくらじで紹介されてたので早速アマゾンで購入しました。 さすが宮脇先生です。遊牧民族史を中心とした東洋史学者としての彼女については以前からたいへん評価していたんですが、中国の近現代史もなかなか面白いですね。 日本で一般に流布されている…

書評「魔将軍 くじ引き将軍・足利義教の生涯」(岡田秀文・双葉社文庫)

私事で恐縮ですが、私の持っているクレジットカードが会社の分社化でVIZAからJCBに切り替えるとかなんとかふざけた事を言ってきたので、プロバイダー契約も変更しなければならないかと悩んで、今までのカードが通用するか実験のためにアマゾンで買ったのが…

書評 「古代中国と倭族」 鳥越憲三郎著 中公新書

最近の歴史記事の傾向から「鳳山最近古代アジア史に凝ってるな?」と思われた方、正解です!(笑) 私はどうも凝り性でして、一つのテーマに興味を持つとそれを徹底的に追及しないと気が済まない性質なんです。しかし同時に飽きっぽいのでそれが最長でも一…

書評 「ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争 (岩波新書) 」山本紀夫著

我々が日常口にするジャガイモの知られざる歴史を記した名著です。 いつもちょっと堅い政治経済の本か思いっきり趣味に走った戦史関係の本、あるいは歴史関係の本しか読まないんですがたまにはこんな本もいいですね。知らない事ばかりで驚きの連続でした。 …

書評 「蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)」浅田次郎著

浅田次郎の代表作とも言うべき作品、蒼穹の昴。NHKドラマにもなったくらいで話題作だったので今回アマゾンで購入してみました。 壬生義士伝などで彼の力量は分かっていたものの、昔TBS系のブロードキャスターでの左翼的コメントが少々鼻についていて今まで…

書評 「香乱記」宮城谷昌光著

私は宮城谷昌光さんのファンで、彼の作品はかなり読んだつもりです。最近でも三国志と湖底の城、草原の風が完結して単行本になったら(そしてアマゾンで安くなったら)買おうと計画しているところでした。 しかし、この香乱記を読み忘れていた!!! 名前は…

書評 「鬼の義 小説真壁氏幹」

真壁氏幹って誰?っていうのが普通の人の反応だと思います。戦国時代好きでも相当ディープな人じゃないと御存じないでしょう(苦笑)。 どういう人物かというと… 【真壁 氏幹(まかべ うじもと、天文19年8月2日(1550年9月12日) - 元和8年3月7日(1622年4…

グラフィックアクションNo.26「ドイツ装甲擲弾(てきだん)兵」

眠り病という奇病?(でもないんだけどねwww)に取り憑かれた私ですが、陽気に誘われて遠出しました。めったに寄らない遠くのブックオフで発見したのがこの本です。 アマゾンにもないし、画像さえ見つからない(ヤフーオークションに載ってるこれだけ)とい…

書評 「歴史群像アーカイブ 戦国合戦録 信長戦記」

学研の歴史軍事専門マガジン「歴史群像」から信長に関する記事をまとめた一冊です。120ページと薄い本ですが、さすが歴史群像内容が濃いです。 一般の書籍ではまず紹介されない軍事的なアプローチや目から鱗の経済事情などこの時代に関しての本を読み込んだ…

「楼蘭」  井上靖

先日、餃子の王将を探しての珍道中の顛末は記しました。その帰り古本屋で衝動買いしたのがこの本です。 井上靖の西域を題材にした短編小説集ですが、読んでみたらこれすでに持ってました(爆)。最近年のせいか同じ本を何冊も買うんだよな(悩)。宮城谷昌…

書評 「帝国海軍が日本を破滅させた」上下巻  佐藤晃著 光文社ペーパーバックス

ネットで話題の本だったので、遅ればせながら読ませていただきました。 第2次大戦で海軍善玉・陸軍悪玉論がはびこる中、海軍の創建以来の致命的欠点(グランドデザインのなさ、後方兵站の軽視、そこから来る誤った艦隊決戦思想、艦隊保全主義、通商破壊戦の…

ちょっとショックな情報なんですが…

2ちゃんねる歴史板で見たんですが池宮彰一郎の作品って司馬遼太郎作品のパクリが多いそうです。絶版・回収になった作品もあるとか…。 ちょうど両者を比較したサイトがあったんで載せときますね。 http://kuroneko-y.hp.infoseek.co.jp/ikemiya.html たしか…

書評 「機甲戦の理論と歴史」

前から気になってた本でした。ちょうどイスラエルのタル理論(機甲総監タル少将の完成させたオールタンクドクトリン)についての詳細を知りたかったので今回購入しました。 同書は芙蓉書房出版のストラテジー選書の一冊ということで期待は大きかったのですが…

護衛駆逐艦エルドリッジ

あれ書庫間違ってるよ?不思議書庫じゃなくて軍艦関係は趣味書庫でしょ?なんて常連さんの突っ込みが入りそうですが、これでいいんです。 この船自体は大したことありません。72隻も造られたキャノン級(派遣労働者が目の敵にしそうな名前だなあ…苦笑)の…

『臨安水滸伝』(井上 祐美子著) 意外と佳作でした

南宋の都、臨安を舞台に巨魁・秦檜に挑む二貴公子の活躍を活写! 臨安で漕運(そううん)(水運業)を営む夏家の二貴公子・風生(ふうせい)と資生(しせい)。年は若いが思慮にとみ「少爺」と呼ばれる風生と、闊達で真直ぐな資生は、強い信頼で結ばれた従兄…